#5444

匿名に埋没する個人


文化


9年ぶりにJune Styleを再インストールして思ったんですが……。
もしかして今の自分にとって、巨大掲示板はかなり居心地が良いのでは?

今プレイしているゲームの本スレはおおよそ勢い5,000~7,000程度。
これは1日にそれだけの数が書き込まれるほどの頻度であることを示しています。
そこそこ早いです。常に読み切って更新するたびに誰かが新たな書き込みをしている状態。
そして、オンライン人数がこれだけ多いとその分カオスになります。
笑っちゃうくらい低俗、視野狭窄的・自己中心的な書き込みだらけ。
揚げ足取り、ネガキャン、罵詈雑言が飛び散っているのは当たり前、そんな世界です。

でもなんでだろう、ROMっているだけでもTwitterよりはるかに居心地がいいと感じてしまう。
掲示板とTwitterの違いというのは様々あると思いますが、
一番大きいのはステータスを持つ「個」が発信しているのか、
個性を否定された匿名が「全体の一部」として発信しているかの違いだと思います。
掲示板は今でも根強く匿名主義が残っているので、みんな基本的には名無しです。
だからこそ無責任な発言も多いのですが、その分自己主張がとても少ないです。
Twitterでいうところの「いいね」が欲しいがために発言しているというようなことがない。
自分だけは目立ちたい、と思って奇をてらった発言をしている人がほぼいない。
まれにそういう人がいると、全体に叩かれてあっという間に潰されます。
そんな世界なので、自分自身も掲示板を利用するかぎりにおいて、
フォロワーを増やしたいとかいいねがほしいなどという欲求に惑わされることがまずない。
なぜならここではそうやって「個」が埋没していることこそ正しいのだから。
これは、なんというか長年Favstarをチェックしていた自分なんかにしてみれば、
巨大な束縛から解放されたかのような感覚です。

また、スレッドフロート式掲示板では基本的に立てられたスレッドの方針に沿うことが大原則。
つまり、自分が興味のあるタイトルなり分野なりに該当するスレッドを探し当てれば、
それについて語り合っている人たちを確実に見つけることができます。
この点、Twitterはあくまでも個々人によるつぶやきが主なので、
自分がある分野について知りたくても、フォロワーがそれについて語ってくれるとは限りません。
共通の話題を検索するのにハッシュタグというものがありますが、
Twitterはハッシュタグを積極的に付ける文化が定着しなかったこともあって、
これはほとんど機能していないのが現状です。
興味のあるつぶやきをしている人の発言だけを絞り込むのは相当困難です。
リアルタイムの出来事に対する反応を見る場合はTwitterに分があると思いますが、
決められた話題でまとまって話し合うのにはTwitterはどうしても不向きなんですよね。

昔の自分はやっぱりTwitterが必要だったのだと思います。
ブログとは違って確実に誰かが見てくれると分かっている世界で自由に発言できること。
そして、誰かの反応が「いいね」「RT」「フォロー」等の分かりやすい形で数値化されること。
また、お互いが「個人」であると認識することは現実の人間関係に似たものがあります。
個人と個人の関係が長い年月をかけて広がっていくさまは、やはりTwitterならでは。
これは底辺個人ブログにはない魅力です。
なんにしろ、Twitterでは自分というステータスを育てていく楽しみがあったからこそ、
今まで2万ツイートもしてこれたのだと思います。

しかし先月中旬にその人間関係が原因でコミュニティからの脱退を余儀なくされ、
そのステータスの大半がある意味大崩壊をしてしまった自分にとって、
Twitterというものはまるで交差点の真ん中で寂しく一人言をつぶやくような、
そんなツールに逆戻りしてしまったのも事実です。
いいねもRTもつかない、発言しても誰も反応してくれないTwitterほど虚しいものはありません。
そんな今の自分にとって、ステータスという概念がない掲示板が
魅力的に見えるのは当然なのかもしれません。

ただ、掲示板の難点として、板によってはIPが開示されるというデメリットがあります。
これは家族共有でグローバルIPを使っている自分にとっては致命的。
家族の誰でもIPからその書き込みにたどれることを考えると、軽々に書き込みできません。
スマホならあくまでも自分の契約している回線で書き込むことになるので
これならアリかなーとは思っていますが、
いずれにしても昔のように「完全匿名」ではないという点には注意が要りそうです。
まあ、現状特に書き込みたいとは思っていないので
IPが開示される板についてはしばらくROM専でいるつもりですが。

ネットの居場所を掲示板に移行した場合のTwitterの取り扱いについては今のところ未定。
実は例の騒動から1ヶ月経ったら復帰するつもりでいたのですが、
復帰する理由も意欲もなくなってしまったので放置期間の延長が続いています。
例のコミュニティは(自分がいなくなったことは関係ないと思いますが)
この1ヶ月で急速に退廃してしまったかの観があります。
というかもう2人くらいしか真っ当に活動していない。
それでもまだ自分をブロックしたアカウントはのうのうと界隈に接触しているようなので、
やはりまだ戻れない、というか戻る価値がないというのが正直なところ。

相手方はどうやらこちらから和解の申し入れをしない限りは動くつもりはないようなので、
動くとしたら結果的に追い出されたこちらから譲歩するしかありません。
でも、そこまでしてやるほどの関係が元々あったのかというと、ないんですよね。
だからこの件は自分がブロックされた時点で詰んでいるんです。
たぶん、相手もそこまでを分かったうえで自分を優位に見せるために
「謝るなら対話に応じてやってもいい」と言っているのでしょう。
ブロックされているのにどうやって対話すればいいんだという話ですが。
あるいは自分のことが心底どうでもいいからブロックを継続しているのかもしれません。
いずれにしても自分にとっては心外であることは変わりないし、
ブロックし続けることによってその心外な気持ちは増大し続けるわけで、
この状況を放置することは少なくとも自分にとっては百害あって一利なしです。
ここから逃れるにはやっぱりTwitterからも逃れるしかないわけで。

話がつい逸れてしまいましたが、
結局のところ、Twitterは先月の騒動を綺麗に解決できなかったというのが一番の痛手でした。
これによって復帰のハードルを無意味に上げてしまっている感は否めません。
だからこそ、掲示板とTwitterは一長一短だと分かってはいるものの、
今の自分には無条件に掲示板がスッキリしたものに見えるのかもしれません。

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