#5569

褒められない机


今日の出来事


引き継ぎ先の後輩になんとしても通して仕事を覚えてほしく、
自分がやれば余裕で定時で終わる仕事を後輩に主導してもらい20時半まで付き合っていました。
自分の直属の後輩はこれで三人目(常勤未満を含めれば相当数)になるのですが、
一人目がちょい年上の女子、二人目が年下の女子、
そして三人目はかなりご年配の男性ということでかなりギャップが激しいです。

ぶっちゃけ、スキルとしては三人目がかなり劣っています。二人目が一番優秀で、
その次が一人目、かなり後方に離されているのが三人目という印象。職歴の豪華さはまるで逆なのに。
正直、ここで仕事していていろんな人の履歴書を見ていると、
履歴書って当てにならないどころか、
盛られているほど信用できないのはうちの職場だけなんでしょうかね?

ともあれ、今まではあくまで自分の補佐で良かったのが今回は引き継ぎということになるので、
三人目が請け負うことになる責任の重さは半端ではありません。
持っている実力と負わされている責任の大きさという点でもギャップがあります。

そんな後輩であり人生の先輩を指導しているわけですが、
正直いうとあまりにもどんくさいのでちょっとイライラしながら教えることもあります。
ちょっと前に教えたはずのことをまったく把握していなかったり。メモしたことを忘れたり。
なんか人としての基本性能が低い気がする。記憶力とか動体視力とか。
あんまり甘やかすと仕事が進まないのでやむを得ず少し厳しめに接しているのですが、
そんな後輩が帰るところで廊下でばったり会って、少しだけ話をしました。
とりあえず厳しくしていることを謝りました。すると、気さくにいろいろ話してくれました。

「いつもこんな時間まで残ってるんだ?」
「これを五年も!? すごいよ、自分を褒めてあげなよ」
「こんど飲みましょう!」

純粋に嬉しかったです。なんだか、自分をちゃんと仕事仲間と認識してくれているんだなと思って。
いや、その前に自分という存在を一端の社会人として認識してくれたことが嬉しかったです。
今までは心が塞がっていたからそんな声は聞こえなかったんでしょうね。
いや、この会社の既存の人間がこういうことを絶対に言えない連中であるいうことは
いちおう書いておかねばならないことではありますが……。
そういえば、自分がこの仕事をしてきて、これをなんとなく誇りに思うようにはなったけれども、
それは決して既存の人間に褒められたからではなかったんだな、と再認識しました。
既存の人間(つまり「会社側」の人間)に、褒められたことなんてついぞない。
自分がいまこうして自尊心をもって仕事に取り組めているのは、
他でもなく辞めていった仲間たちのおかげなんだろうなと。

そして、そんな風に言われて、苛立っていた自分はちょっと反省しました。
やっぱりさ、話もしないで他人を理解した気になるのって危険だと思うんですよ。
そう思いませんか?

コメントを残す