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丸と線の予定調和


備忘録


SONAR

(2009年、動画制作:Renaud Hallee)

Twitterのメインアカウントを取得してまもない2010年春、
「これはいいエレクトロニカ」というつぶやきとともにリツイートされてきた、個人制作短編動画。
実は十年以上のTwitter歴の中で初めてふぁぼったのがそのツイートでした。
当時はふぁぼ機能はほとんど使わず年に数回程度だったのですが、
そのきっかけとなったのがこちらの動画です。

『ソナー』と名付けられたこの動画は、線と丸だけのシンプルなモーショングラフィックス。
エレクトロニカ的な電子音楽と、ミニマルな図形が完全に融合した動画作品です。
動画は前半部と後半部に分かれており、それぞれ対照的です。
前半部は数字を音楽に乗せたデジタル。そして後半部は時計の針を模したアナログの世界。

音ゲーって、あの流れてくる音符を拾っている画面を見るだけでも爽快だけど、
それは次に鳴る音が予測可能な形で可視化されているからだと思うんですよね。
そしてその「可視化された音楽の世界」が、とことんシンプルな形で動画として提示されている。
次はここで音が鳴る、という予測可能な音の流れが、
前半はカウントダウンする数字という形で、後半は円を廻る点や線といった形で表現されている。
自分はここにこの動画の良さの秘密があると思っています。

2010年といえばエレクトロニカと出会ってまだ二年目。音楽趣味としても最盛期でした。
そんな中でこの作品と出会ったのはある意味では必然的だったように思います。
いつの間にかほぼ九年が経っていましたが、無事に公式動画が見つけられて良かったです。
いつまでも残っていてほしい作品ですね。

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