ドンキーコングシリーズのトラウマステージと聞かれて、何を思い出すでしょうか。
「とげとげタルめいろ」「アニマルランド」「どくどくタワー」
「トリックトラックリフト2」「さかさまパイプライン」といったSFCの定番もあり、
近作で言えば「しゃくねつのトロッコ」「マジックブロック」といったところでしょうか。
(N64版はいろんな意味でトラウマ的要素が多すぎるので割愛としました。)
そんな思い出深いドンキーコングシリーズですが、
自分の中で、プレイしてから20年以上経った今もたまに脳裏を占領して憚らない、
とあるステージがあります。それが冒頭動画にもあるステージ。
『スーパードンキーコングGB』より、「空中迷路」。ちなみに作品は1995年なので24年前。
これは元々『スーパードンキーコング』のリメイク作品なのですが、
トロッコステージなどが削除されるなど変更点もいくつかあり、
その中で収録されていたGB版オリジナルステージがこの「空中迷路」です。
今でも、気が付くとこのステージのBGMが脳裏で無限ループしていることがたまにあります。
ドンキーコングのイメージに合わないポップな音楽に、ポップな背景。
ジャングルでも水中でもなんでもない無機質なリフトだけのステージ。
そして、それらとは裏腹に泣く子も黙る超絶難易度!!
1990年代当時、我が家の総力を挙げてもクリアできないステージというのがありましたが、
これはそのうちのひとつでした。初クリアできたのは買ってから相当経っていたと記憶しています。
やっかいなのはそのリフトの操作性。
リフトは行ける場所が決まっていて、
行き止まりに当たるか、ドンキーがジャンプして着地すると方向を右下左上の順に変えます。
右に向かっているところを左に転回したいなら2回ジャンプするといった感じですね。
ですがこのコントロールがとにかく難しいし、
ステージはかなり容赦なく敵キャラが配置されていて、完全に初見殺しとなっています。
だからとにかくミスしながら覚えていくしかないという。
加えてリフトの運転にも慣れていかなくてはなりません。
本当によくGB版でここまでの鬼畜ステージを、
しかもおよそドンキーのイメージから遠いイメージで出しちゃったなと思います。すごいですよね。
それがあったからこそ、実に20年以上もの間、脳裏にこびりつき続けているというわけです。
それくらい、自分にとっては印象深いステージです。一生忘れられないかもしれません。