#5683

原点にして頂点


文化

『ミュウツーの逆襲 EVOLUTION』
(2019年 [原作:1998年]、監督:湯山邦彦、榊原幹典、制作:ピカチュウプロジェクト)

ポケットモンスター、略してポケモンとはモンスターボールに入る不思議ないきものの総称。
そのポケモンの中でも最も珍しく、そして強いと言われる「ミュウ」の細胞をもとに、
ある科学者が人工的なポケモンを産み出すことに成功する。その名は「ミュウツー」。
産み出されたミュウツーは、自分は何故生まれたのか、その存在意義に葛藤する。
研究所を破壊し尽くして飛び出したミュウツーは、
無責任に自分を生み出し、ポケモンを一方的に利用しようとする人類に対する「逆襲」を企てる。

*  *  *

2日連続で映画の感想記事になります。
というわけで昨日公開の『ミュウツーの逆襲 EVOLUTION』を映画館で観てきました。
本作は、1998年公開の『ミュウツーの逆襲』のフル3Dリメイクです。
自分にとって、原作はおそらく人生で最初に見た映画作品
(もしかすると『天空のラピュタ』の方が早いかもしれない)。
今でも別の形で社会現象となっているポケモンですが、
それが世に出て受け入れられるようになって間もない頃の、映画第一弾です。
この作品を皮切りにポケモン映画は20作品以上も続く日本有数のシリーズ作品になるわけですが、
その原点にして頂点とも言うべき作品が、これ。
ちなみに自分にとってフル3Dアニメを観たのは今回が初めてでした。
本当に技術の進歩って凄いですね。凄いっていうか、恐ろしい。

映画の感想ですが、感動というよりも懐かしさにすべてを持っていかれました。
結末はもちろんすべて知っているので、むしろ感動はかなり薄かったのですが、
その分を懐かしさが補填して余りある2時間だったと思います。
おそらく原作にはなかったであろう、
第三世代か何かの戦闘BGMアレンジが流れたときは興奮しましたね。あれはテンションあがる。

そして何よりも、ミュウかわいい。そうです。この映画は強くてかわいいミュウを愛でる映画です。
ミュウツーのかっこよさと対比的に描かれているのがうまく表現されてていいですね。
あ、もちろんピカチュウもかわいいですよ。個人的には後ろ足の動きに注目してほしいです。
それ以外の登場ポケモンも、「ここまで表現するのか!」と思わされるほど繊細な描写。
繰り返しになりますが、21年間の技術の進歩は本当に恐ろしいと思います。
フル3DGCの恐ろしさに、21年という時代の流れを感じずにはいられません。

というわけで自分は作品そのものよりも作品のメタ的な部分を楽しんできたように思います。
これを初見で楽しめる今の子どもたちは恵まれてますね、本当に。
まぁでも、第一世代からリアルタイムで見てきた自分たち世代も
なかなか恵まれていると思いますけどね。今日の興奮は、21年の歳月があってこそですし。

ちなみに今回は指定席だったので、試しに最前列中央を陣取ってみました。
近すぎて見づらかったらどうしようという懸念も少しあったのですが、
実際には目の前にスクリーンしかないという絶妙な開放感がなかなか良かったです。
お子様連れがことごとく後ろに行ってくれたおかげで周囲に人もなく独占できたのも大きいですね。
来週末に『天気の子』を見に行くときも最前列にしようかな。

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