#5742

半端なモラトリアム


今日の出来事

本日、無事に職業訓練を卒業しました。

振り返ってみれば本当にあっという間の4ヶ月間でした。
これが自分の身になったのかというと、正直何とも言えないところはあります。
4ヶ月間のうち唯一刺激的だったのが、実習先を三度変えられて出向した最後の企業での7日間。
このわずか7日間のうちに自分はFireworksのデザインカンプからの静的HTML+CSS書き起こし、
さらにそこからのWordPressへの流し込み、ACF(Advanced Custom Fields)の導入、
Adobe Illustratorを使ってのデザイン修正(地元大企業のサイト修正実務)、
挙げ句の果てにはSASSという見知らぬ言語まで触ることになりました。
Sublime TextやVisual Studio Codeといったカッコいいエディタも触らせてもらいました。

実際にプロのコーダーの隣に座って思ったのは、
プロの目というのは本当に細かいところに行き届くんだなぁということ。
マージンやパディングの細かなバランスの違いを、ひと目見てすぐに指摘できる鋭さ。
そういったスキルは自分はまだまだ磨かれていないと感じました。
それなりにカンペキを目指して作ったつもりでも、どこかに甘さが出てしまうというか。

7日間の実習の最終日にプロの方といろいろと話していたのですが、
WordPress非依存のPHP+MySQLサイト(=ピクチャレ大会のこと)を作ったことがあると言ったら、
かなり驚かれました。あのサイトはやっぱり実務としてもそれなりの実績になりそうです。
業務態度に関しては、お世辞だとは思いますが「仕事早くて本当に助かりました」と褒められました。
未経験にしては良く出来た方なんじゃないかと、勝手に解釈しています。
ちなみに自分の他にもあと2人、同じ会社で実習をしていたのですが、
自分だけレベルが段違いに高いことをやらされていたということを後々になって知りました。
どうも、教科担任が自分のことを「この人は実習生の中で最優秀だから遠慮無く扱き使って」
とあらかじめ企業に告げ口していたのが原因のようです。

4ヶ月を振り返ってみると、自分は教科担任をはじめいろいろな人に優秀と見なされたおかげで、
それなりにプレッシャーもありましたが、決して悪い気はしませんでした。
もちろん、そう言われてもなお、自分は実務をやっていけるんだろうかという不安はあったし、
それは今でも拭い去ることはできていません。
これは他者評価を鵜呑みにすることができないという自分の特性によるものですが、
まぁそれが楽観的になりすぎることを抑止する機能でもあるのかなと思います。
結局、全員必修の資格試験も自分だけ上級を受験し合格することができました。

ただ一方で、職業訓練全体に対する不満というのもそれなりにあります。
担当教員がいかにクズであるかということについては散々書いてきたので割愛しますが、
それを除いても余りある不満というのがあり、
というのも、この職業訓練はとにかく自習が多すぎました。

そりゃあ確かに、実力もピンキリの人たちが集まった教室で、
一律同じ事を教える座学に限界があるのは分かっているけれど、
しかしいくらなんでも4ヶ月のうち半分が自習っていうのはやりすぎなんじゃないか。
実際、実習に行く前の07月は丸ごと自習だったためとにかく暇でした。
自習でなんとかなるなら、職業訓練なんか来ていないわけですよ。
プロに教えてもらえるという触れ込みがあったからこそ、受験し合格しここに来たわけで。

最後の実習の7日間だけは充実していましたが、
その前の実習を含めて座学の時間をざっと振り返ったときに思うのは、
失業手当を貰っていなかったら辞めていただろうな、と。だって、時間の無駄ですもんね。
本来なら04月から転職活動を開始していたはずなのに、それを敢えて09月に延期する。
この貴重な5ヶ月間を賭けて職業訓練に来たのに、この内容はあまりにも残念。
というのが全体を通してみたときに感じる率直な感想です。
5ヶ月を犠牲にして得たお金は決して少なくないので今回は素直に引き下がれますが、
もし失業手当も無かったらと思うとゾッとしますね。
ちなみに受講生の中には失業手当を貰っていない人も何人かいたみたいです。
彼らの不満はいかほどでしょうか……。

というわけで、実習以外に関しては、あまり充実していたとは言い難い職業訓練でした。
それでも得たものはあります。
実務経験もそうですが、自分にとって大きいのは、同じく東京を目指している知り合いができたこと。
その人は先週末に東京へ下見(転職セミナーへの参加等)をしてきたそうで、
東京に行ってきた感触をさっそく教えてもらいました。
今後も必要があれば連絡し合う約束をしたので、良い味方ができたなと思っています。
それ以外にも、担当教員や教科担任ともいつでも連絡が取れるようになっています。
まぁ担当教員に関してはあまり頼りたくないところもありますが……。

貴重な人生の分岐点をこういう形で消化したことは、果たして正解だったのか。
と言われると微妙な気がしなくもない4ヶ月間でしたが、
転職活動をするにあたってのコネができたのは5ヶ月前にはない収穫かなと。

さて、明日からは本格的に転職活動をスタートさせることになります。
就活をするのは2014年04月以来、5年半ぶり。
今度はただ働けばいいというだけでなく、完全自立という明確な金銭的ハードルもあり、
想定年収と自分のスキルを鑑みると、どうも一筋縄では終わらなそうな予感はしています。
少なくとも昨日書いた「前職の月給+13万」というのは
求人を数百件見た限りではあまりにも無謀であるということがよく分かったので、
どこまで生活を切り詰められるかという計算も含めて立ち回っていく必要がありそうです。

というか、業界未経験前提だと+13万どころかプラスマイナスゼロが相場みたいなんですよね……。
それでどうやって東京で生きて行けと!?
東京で安月給で暮らしている人は一体どうやって生きているのでしょうか、不思議です。
まぁ、とにかく今は無謀でもプラスアルファを求めていくしかないんでしょうね。

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