#5744

三年前の純心


空想

なんとなくの印象だけで言いますが、
今思えば2016年って結構いろいろなことが充実していたなぁと、今更ながらに思います。
社会的立ち位置としては、地元企業に勤めて3年目。
2人目のちっちゃな後輩が入って、2人で好き勝手していた一年間でした。
ゲーム方面ではPS4を買い『No Man’s Sky』に一日中夢中になっていたり、
社会現象になった『ポケモンGO』がリリースされたり、ポケモン本編七世代新作が出たり。

高校時代の友人間でまだ定期的に飲み会をしていた時期でもあり、
二次会の代わりに誰かの家に乗り込んで朝方までゲームをしていたりしました。
祖父母家帰省に行った最後の年でもあります。
ピクミン2界隈が一番盛り上がっていた年でもありました。
自分がチャレンジモード70万点を突破したのはこの年の06月のことでした。
古参に加えて新参さんもどんどん増えていって、一番楽しい時期でしたね。

さらに、東京一人暮らしを夢見るきっかけになった、東京旅行を初めて決行したのもこの年。
出費はかなり痛かったし、時間の都合で入れなかった場所があったりと
初旅行ならではのてんやわんやもありましたが、初めてなりにいろいろと楽しんでこれました。
年齢的にもまだ「若者」を謳歌していた時代で、将来の心配をすることはありませんでした。
家庭の問題もこの頃はまだ起きてなく、実に平和でしたね。

“独り言”をざっと眺めても過度にネガティブに陥る出来事というのは少なく、
#4500『金魚鉢の話』2016年05月09日〉のように哲学的命題に切り込んだエントリーもあります。
正直言って、2019年現在の自分はこんな深い考察ができる自信はまったくありません。
さらに当時は“独り言”だけでなく、まだブログ歴15年のうち5回しか掲載に至っていない
小説カテゴリのエントリーの掲載まで漕ぎ着けた、たぐいまれな年でもありました。
このブログにおいて、小説を書くというのは超特別な区切り目でしかありえないことであり、
自分も区切り目がやってこない限りはまったく書ける気がしていないのですが、
この年はどういうわけか通常のキリ番記事で書こうという気になっていたみたいです。
その姿勢を見習いたいものだ……。

ある意味では、いろいろな「縁」がまだ破綻していなかった、最後の年なんじゃないかと思います。
この頃はまだ抑うつ症状もそこまで顕在化していなかったんじゃないかと。
もちろん問題がまったくなかったわけではなくて、
2010年から続く睡眠の問題は2016年当時もあっただろうし、
上司との対立がひどかったのもこの頃だし、当然残業もそれなりにあったし、
ブログの後日投稿問題も当時はまだ解決していませんでした。
でも、それらの問題と立ち向かう一方で、何かに夢中になれていた2016年が確かにある。

その後、何がきっかけで精神が破綻していったのかということを改めて考えてみると、
それはやっぱり2017年秋に先輩・後輩が一気にいなくなって、
会社で孤独になってしまったことが大きいのかなと思います。
これによって、将来が一気に不安になってしまいました。
自分は孤独のままここにずっといるわけにはいかない。となれば転職活動が必要で、
転職するからには完全に自立しなければならない。
胃を苦しめたトラウマでもある就活問題がここに来て再燃してしまい、
それでも今の会社に居続けることで丸ごと一年現実から目を逸らしていた2018年。
そうこうしているうちに既存の縁がどんどん切れていってしまい、
今まで当たり前に維持できていたことが維持できなくなり、ますます孤独になってしまいました。
そうしてのしかかってきた巨大な寂しさが、自分をあらゆる方向へ迷走させることになります。
そういう意味では、2017年も秋まではとても充実していましたね。
『スーパーマリオ オデッセイ』にハマっていた辺りまでが、憂鬱期に突入する直前なのかなと。
その直後に貫徹仕事をするなど会社で大変な目に遭い、
とても打ち拉がれていたのを覚えています。

2019年現在からみると、自分が何事にも意欲的になれなくて非充実の日々が続いているのは
あたかも2010年代がずっとそうであったかのように錯覚するのですが、
実際にはそれは2017年秋から2019年夏までの短い期間だったのではないかと、
過去のブログを読み返していると改めて思います。
2010年代を丸ごと卑下する必要はないにしても、ただこの期間だけは間違いなく暗黒期でした。

2005年のときのような全力少年になれるとはもう思わないけれど、
せめて2016年のときくらいの意欲は取り戻していきたいなぁと思った今日この頃です。
そして、意欲を維持するためにはいかに周りの人と平和な関係を保つことが大事なのか、
ということを三年前の自分に思い知らされますね。

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