#5757

未来へと繋ぐ東京一人旅 #3


今日の出来事

東京出張3日目・最終日。
いつの間にか寝ていました。そしてアラームで起きたのは09時40分。
最終日はいよいよ面接が控えているので、ここで持ってきたスーツに着替えました。
面接の直前にお手洗いで着替えるという手も考えましたが、
そんなチャンスがないとも限らないし、面倒くさいしホテルで着替えるのが得策かなと。

ホテルをチェックアウトして武蔵境駅へ。
ちなみにホテルメッツ武蔵境は、接客に関しては申し分なく満足度は高かったです。
個人的にこのホテルのポイントは枕が2つ用意されていることですね。
それぞれ表と裏で材質が異なっているので、実質4種類の枕から好きなのを選ぶことができる。
さすがに枕部屋から枕取り放題のスーパーホテルPremier東京駅八重洲中央には負けますが、
あっちに泊まったときはほぼ倍額の宿泊費を払っていますからね。
7,000円台のホテルでここまでサービスが行き届いていれば十分でしょう。
ホテルメッツ系列は、不要なものをとことんそぎ落としつつ必要なものは一通り揃えるという、
満足できるギリギリのラインを攻めているように感じます。

武蔵境駅から東京駅に行くために中央線ホームへ。
ところがこのとき、人身事故があったとかで東京行きの電車は25分遅れで運行しており、
下りのホームはほとんど人がいないのに次々に電車が来る一方、
上りのホームは電車がなかなかこないので人が溜まる一方になっていました。
そしてようやく来た東京行きの電車。
……ですが、自分が乗る前に車内は人でぎゅうぎゅう詰めになってしまったので、
これは荷物量も鑑みて、諦めて次の電車に乗ることにしました。
結局次の電車でも吉祥寺駅を通り過ぎるまでは座ることはできなかったのですが……。

三度東京駅に到着して、中央線ホームを降りてすぐのところにあるロッカーに荷物を預け入れ。
財布と予備バッテリーとスマホと鍵と履歴書だけを取り出し、それ以外は全部ロッカーへ。
これが前回と同じく大きな失敗に繋がるのですが、それについては後で書きます。

さて、この時点で時間は12時すぎ。面接は17時からなので5時間ほど時間が空いてしまいました。
本来ならここで2社目の面接を入れるつもりだったのですが、
結局2社目からはこの日になっても返答がないので予定は空けざるを得ず。
ということで、3日目は昨日まで全然できていない『ポケモンGO』を満喫するべく、
まずは日比谷公園に向かうことにしました。山手線に乗って東京駅から有楽町駅へ。

有楽町駅で降りたのは初めてでしたが、ここは東京駅にほど近い場所ということもあり、
周辺は巨大ビルが次々と立ち並んでいました。
かと思えば、駅周辺は延々と飲食店が並ぶ通りになっていたりとなかなかカオス。
特に駅周辺の飲食店は、建物に年季が入ったものが多いのが印象的でした。

日比谷公園に到着。都心のど真ん中に来ているはずなのに、この圧倒的な自然。
平日だというのに人はそれなりにいました。スーツ姿のサラリーマンもちらほら。休憩でしょうか。
ベンチが並んでいるエリアを見つけたので、そのうちひとつに腰掛けてぼーっとしていました。
ああ、風がすごく気持ちいい……。

…………。

気が付いたら14時すぎ。まさかの日比谷公園で熟睡。
ここまでの疲労がよっぽど溜まっていたのでしょうか、それとも単に睡眠不足なのか……。
カプセルホテルではあんなに眠れなかった自分があっという間にオトされる日比谷公園恐るべし。
変な姿勢で寝てしまったので妙な気分の悪さがありましたが、
目覚めて10分くらい経ってからおもむろに起きました。
もう気分は『ポケモンGO』どころではなかったので日比谷公園を出てふらふらと有楽町駅へ。

2時間寝てしまったとはいえまだ面接までは3時間あったので、さてどうするべきか。
品川駅に『品達』というラーメン屋の名店が集合したエリアがあるとのことなので、
そこに行くのもアリかなと思っていたのですが、がっつり食事という気分にもなれない。
とりあえず新宿でうろうろしようかなと思い、
山手線外回りに乗り一番端の席に座って半分寝ていました。

以前の旅行でもそうだったので今回もそれを加味して旅行計画を組むべきだったのでしょうが、
どうも都心で2泊3日歩き回るというのは想像以上に体力を必要とするみたいなんですよね。
だから2日目までは持ち前の体力でなんとかなっても、
3日目は積極的にあれこれしようとする気力が残っていないことがある。
今回もどうやらそれに該当するパターンみたいでした。
特に2日ともまったく安眠できなかったのが大きいですね。
もう最近はお酒の力で寝ていると言っても過言ではなく、自力で寝る機会というのが皆無なので、
そこまで睡眠の質が落ちている最中の東京出張は、
ある意味ではタイミングが悪かったと言えるかもしれません。

山手線でぐったりしているうちに新宿駅を通り過ぎ、
「まぁいいか、このまま上野まで行こう」
とおぼろげに考えつつも引き続きぐったりしていました。そして上野駅に到着。
どう考えても山手線内回りで行った方が近かったわけですが、
まぁ車内で休憩できたと思えばそれでいいや。

上野駅は非常に複雑なつくりになっていて、プラットホームに出て右に行くか左に行くかで
公園口に出られるかどうかが変わってきたりします。
このときも一度コンコースに出たのですが、公園口へのルートが見当たらず、
困っていたら何故か公園口の案内標識が8番線ホームへ向かうように指示していたので、
不思議に思いながらもホームを横断すると、反対側の階段から無事に公園口に出ることができました。

比較的人の少ない上野恩賜公園に到着。ほんの少しだけ雨が降っていました。
今日たまたま国立科学博物館が恐竜展を開催していたので、
3年ぶりに見てくるのもありかなと思っていたのですが、
それよりも平日の人の少ない上野動物園に行くのもアリかも?
と思いそっちに行ってみました。入ろうと思って千円札を取り出すところまでいったのですが、
まさに券売機に紙幣を入れるというところで入場は16時までというアナウンスが。
時計を見るとこの時点で15時半。面接は17時なので16時50分に到着すればいいとしても、
新宿を歩くのは初めてなので30分の猶予時間は確保したい。公園から駅までがざっと徒歩10分。
上野駅から新宿へは30分かかるので、出発予定は15時40分。

つまり猶予時間はもうほとんどないわけです。ということで動物園は断念しました。
おかしい。まだ東京駅に荷物を預けてから何もしていない気がする。
結局ここでも何もせずに帰ることになったのですが、
何故か公園内にスターバックスコーヒーがあったので、そこに入ることにしました。
期間限定の「スイートポテトゴールドフラペチーノ」を注文して空いたテーブルへ。
お客さんの外国人率の高さがすごいですね……。

店内で面接会場までのルートを再確認して、ゆっくりフラペチーノを飲みました。
フラペチーノを飲んで体力が回復していく実感がすごいありましたね。
歩き続けて疲れている身体に、冷たくて甘い飲み物というのはこんなに効くんだなと。

公園内を歩いて上野駅公園改札へ。
新宿方面へ行くのに使うのは東京メトロ銀座線なのですが、改札はJR在来線の改札しかない。
どうも今はオリンピック前の工事中のようで、地下鉄の入口は迂回する必要があるとのこと。
まずは横断歩道を渡って階段を上り、橋を渡って上野駅の屋上を延々歩き、
そしてエスカレーターを3つ下って地下へ。
思っていた以上の距離があったので銀座線に乗ったのは16時10分のことでした。
赤坂見附駅で乗り換えて東京メトロ丸ノ内線へ。
西新宿駅を出て、面接会場へと歩きました。
余談ですが地元ではもう鳴いていない蝉が鳴いていました。東京の方が暖かいのか??

十数分歩いて面接会場に到着。
まずは面接前にアンケート用紙を渡されました。
履歴書に書くような内容に加えて病歴の有無や、
「1・5・20年後、あなたはどうありたいか?」といった深い質問まで。
受付の若い人はアンケート用紙の説明をすると「10分後にまた来ます」と言い残して去っていき、
そして10分後に来て、書きかけのアンケート用紙はそのままに、
面接する部屋に案内されました。

そこには、年齢にしてちょい上くらいの男性が待っていました。
面接内容を事細かに書き残すのはアレなので、ポイントをざっと書き残しておきます。
主に訊かれたのは、前職・前々職での職務内容、辞めた理由、大学でやっていたこと、
病歴について、そしてポートフォリオの内容。
web系の企業面接では、
自分で作ったホームページを作品集としてまとめたサイト(ポートフォリオ)を作り、
それを面接中に見てもらうという習慣があります。

まず以前の職務内容については当然正直に答えましたが、
責任者として5年間やってきたという話をしても、反応は普通な感じでした。
異業種なので、責任者をやっていても大したことはないという印象なんでしょうかね。
アルバイト時代の前々職についても履歴書には書いたのですが、
これに関して説明を求められたとき、これは履歴書に書かなくても良かったかなと思いました。
また最終学歴である大学院も、何かを成し遂げたわけではないので、これも反応は希薄でした。
ただ、「何故この学部を選んだのか」という質問に対する答えは常日頃から考えておくべきかも。

病歴については、心療内科に通っていることは正直に書きました。
これについてはかなり心配されました。
通院のために会社を休んだりしたのかどうかということを、計3回は確認されたと思います。
自分はうつ病ではないし精神的な理由で欠勤した覚えはまったくないので、それは正直に伝えました。
しかし会社の説明によると、今は精神病歴のある人の採用は控えているとのことでした。
というのも過去何度か精神病歴のある人も採用した実績があるものの、
そのうち1人を除く全員が休みがちになり、1年以内に辞めていってしまったのだとか。
そういうことをされるとお客さんにも迷惑がかかってしまうので、
精神病歴のある人を採用するのは抵抗があるのだそうです。

ポートフォリオについては、職業訓練で作って独自ドメインに置いたサイトを紹介。
面接官の手元にあるPCでその場で見てもらいました。
ただ、結論から言えば職業訓練の実績は5つともほぼスルーされてしまいました。
そりゃあそうですよ。ベタ打ちで数時間で作ったHTML/CSSは完全に素人の出来だし、
見た目の体裁がしっかりしているサイトは、
CMSで構築したためコードを打っていないということはプロが見ればバレバレです。
職業訓練中はクラスメイトに驚かれたポートフォリオですが、
子供騙しのサイトであるということは面接官には一瞬でバレてしまいました。これはマズい。

内心、「やっぱり職業訓練に行く意味はまったくなかったな」と思っていると、
「これは何?」と面接官。
ポートフォリオには言語別の実績一覧を一応書いておいたのですが、
そこにいちおう「趣味としてランキングサイトを運営したことがある」と書いておいたんですね。
すると、是非そのサイトをこの場で見てみたいと言われました。
ということで自分も見るのは数週間ぶりのピクミンシリーズチャレンジモード大会を二人で見ました。

「ほぉ……」
と感心する面接官。スコアの管理方法や投稿のやり方など、内部技術仕様をいくつか訊かれました。
利用人数やアクセス状況、開発に費やした時間なども訊かれました。
なんだか恥ずかしい気持ちでしたが、
ほぼスルーされた職業訓練の実績と違いしばらくの間いくつものページを徘徊してもらいました。

自分のことは一通り訊かれたので、次にもし採用になった場合の会社の説明に入りました。
この会社では入社してしばらく、がっつりと研修を行うことになっています。
そして研修は2コースあり、ひとつはデザインコース、もうひとつはプログラミングコース。
どちらを選んでもいいのですが、面接官はプログラミングコースを熱く推してきました。
その理由は2つあり、ひとつはWebデザインは長い目で見れば将来性が怪しいこと。
Web業界自体がAIに淘汰されることはないだろうけれど、
それとは別にソフトは高機能化し、「誰でもそこそこのデザインのサイトが作れる」
という機能を有しているCMS界隈もどんどん進歩してしまっているので、
デザインの仕事は減ってきているというのが現実のようです。

もうひとつは、自分はピクチャレ大会でPHPの実装をすでに経験しているので、
プログラミングコースでやるようなことを先取りしているため、
「そのサイトを作ったことがすでに大きなアドバンテージだし、査定にも影響があるかもしれない」
と言われました。

そして研修が終わるとどうなるのかというと、別の会社に飛ばされます。
これはSEなどのプログラマー界隈ではよくあるシステムで、
ある会社があるプロジェクトを進めるためにある技術が必要になった場合に、
別の会社にその技術を有している人がいないかを打診し、
もし居たら会社から会社へ人を派遣するというシステム。
在籍している会社から派遣先の会社へ行くことを「出向」と言い、派遣とは区別されます。
これを専門用語でシステムエンジニアリングサービス契約(SES)といい、
こういう業界に転職する際にはSESがあるかないかというのは重要な判断材料になります。
実は前の会社で2016年から2017年まで居た小さな後輩がこのSESからの転職だったので、
そういうシステムがあるということは随分前から知っていました。

ただ自分としてはこのSESというのは不安材料のひとつです。
だって、せっかく会社を調べてそこに就職しても、主戦場になるのは全然別の会社。
就職先がホワイトでも、出向先がブラックかもしれないじゃないですか。
それに在籍する会社で人間関係を作っても通常業務にそれが活きることはなく、
出向先で誰かと仲良くなっても、契約満期を迎えればまた次の会社に飛ばされてしまいます。
これは、コミュ力のなさを自覚する自分にとってはなかなか目まぐるしい環境。
そういう意味では適性度はそこまで高くないように思っているのですが、
面接官はこのSESこそがプログラマーを育てる最高のシステムだと力説します。
環境が変わらないと人は成長しないし、
文字通り能力を買われて仕事をしていると、自分に自信がついてくるといいます。

給料は、具体的な値は差し控えますがざっくり「前職+5万円」が未経験のスタート値。
貯金できない前提でも前職+8万円は欲しかった自分にとってはかなり厳しい収入ですが、
未経験でもそれだけの金額を出してくれるというのはやはり東京ならではなんでしょうね。
ざっと調べると、地元だと未経験は前職-2万円、経験者でも前職+1万円程度。
地元と比較すれば破格の高さですが、
差額は家賃で全部消えることを考えるとこれが妥当なんでしょうか。

ただこの会社は能力に合わせてどんどん昇給するシステムにもなっていて、
ベテランになると最大月収80万円にもなります。
ボーナスもあるので、この額なら年収1000万円をゆうに超えてしまいますね。
そういう意味では、入社後の暮らしを豊かにできるかどうかは完全に努力次第といったところ。

一通りの会社の説明と面接官の熱い力説が終わったあとは、質問タイム。
特に印象的だったのが倍率でした。
今、この会社にはかなりのハイペースで応募があるようですが、採用予定は2人。
「倍率はざっと20倍くらいですね」と言われました。20倍って……。
あと残業についても突っ込んで聞きました。
平均で1.1時間とのことなので、まぁこの業界にしては少ない方でしょう。
休みはカレンダー通り+夏休み+年末年始なので、
名目上は年間休日90日だった前職と比べればとても充実しています。

他にもいくつか質問をして、一段落したところで面接は終わりということになりました。
かかった時間はなんと1時間50分。外に出たら完全に日が暮れているという。
新幹線、なるべく遅い時間の便を取っておいて良かったです。

あとで知ったことなのですが、面接官はなんと社長でした。
面接の約束をしたときに電話した相手は間違いなく採用担当者で、
その人事部の人が相手になるはずだったのですが、今日はたまたま休みになったとのこと。
その社長の熱い思いを熱弁してもらったおかげで、
自分も少しだけその勇気を分けてもらった気がして帰り道は嬉しい気分になっていました。

まぁでも、冷静に考えて受かるのは難しいと思います。
何しろ倍率は20倍。その上、社長の最大の懸念は自分が心療内科に通っていたこと。
健常者ですら採用は難しいのに、精神的ハンデもある自分を採用する可能性は果たしてあるのか。
そして今回の面接で改めて、
世間は決して精神的に参った人に対して優しくしてくれるわけではないということを確信しました。
うつ病ではないにしても、心療内科に通った時点で転職の大きな足枷になるということは
今後覚悟して生きなければならないと実感しています。

なので、この会社に落ちたとしたらその要因はおそらく、抑うつ症状にかかったことでしょうね。
ブラックな労働環境でどうしようもなかったし、
当時のネットの人間関係等々、抑うつの原因はほとんど環境にあるのでしょうが、
それでもかかってしまった以上は、そのレッテルを剥がすことはできません。
その過去を自分はこれからも背負わなければならないし、
背負っている自分を励ましてくれるような会社は多くはないということなんでしょう。

逆に、もし万が一受かったらそれは特設サイトの存在が要因としては大きいと思います。
面接をしていて、職業訓練の実績はほぼ無意味だったということは改めて実感しました。
最終学歴には触れられましたが、
職業訓練については履歴書に書いてあるにもかかわらず一言も言及されることはありませんでした。
世間の職業訓練生に対する評価というのはその程度なんでしょう。
まぁ、実際職業訓練なんて半分自習の授業を受けてお金をもらっていただけですからね。
その評価は妥当なんでしょうけど。

しかしそんな職業訓練の実績とは正反対に、
趣味としてやってきた特設サイト(ピクチャレ大会)は
しっかり社長に感心されたという手応えを感じました。500時間以上の改修作業は無駄じゃなかった。
もはやポートフォリオサイトを作る意味はなかったですね。最初からこれを見せれば良かった。
ポートフォリオの端っこにこれについて書いておいて本当に良かったです。
その一言がなかったら完全にスルーされて何も良いところがなく面接が終わってしまっていたので。

そして、もし落ちたらそれはそれで今回の反省を踏まえて次を探すだけですが、
受かった場合は主に金銭面で悩ましいことになります。
この会社は本当に教育が充実していてホワイトな雰囲気もあるし、受かりたいという気持ちはある。
未経験から順当にステップアップしていくレールがしっかり敷かれているという点でも、
非常に好印象な会社です。しかし、唯一大きな欠点があります。
それは研修期間の給料。なんと、通常の給与の約半分です。
その理由として研修は業務に関係なく専門に講師を用意して行うため、
業務に携わることができない上に講師のお金もかかるからだそうなのですが、
それにしても半額はあまりにも痛い。しかも研修期間は4ヶ月続きます。
5ヶ月目から満額の給料が発生するものの、その振り込みが翌月になることを考えると、
実質的には5ヶ月間は少ない給料でやり繰りしなければならないことに。

これは要するに、4ヶ月分の給料の半分に相当する生活費を自己負担しなければ
この会社に入ることはできない、ということを意味します。
会社側にしてみれば実務に携わらないのに給料が出るのは破格の優遇なのかもしれませんが、
こちらからしてみれば2ヶ月分の給料を授業料として支払うようなもの。
引っ越しだけで40万は飛ぼうというタイミングで、さらなる出費は正直辛い。
そのうえ、満額でも貯金できるか怪しいので、
研修期間を終わったらすぐに貯金をリカバリーできるわけでもない。

もちろん、それでも満額は未経験採用求人と比べると高いです。
計算上では、未経験求人と比べれば仮に昇給がなくても2年勤めれば元が取れる計算。
逆に言えば、研修を受けるだけ受けて辞めてしまったら大損です。
まぁ、それもきっとこの会社の計算のうちなんでしょうけど。
だからこの会社に勤めることになった場合、2020年上半期までは金銭的には我慢の期間になります。
とても実家暮らしのノリで贅沢なんてできません。
そして最低2年は辞めることができません。その覚悟が果たして自分にあるかどうか。

以上のように、若干悩ましい点がないわけでもないのですが、
金銭面以外では「当たり」を引いたという感触があります。ぜひこの会社に行ってみたい。
とはいえやっぱり倍率20倍の壁は高いのでしょうが……。

さてようやく次の話に移ります。
1時間50分の長い面接を終え、社長に見送られて西新宿駅へ。
そしてすぐに東京メトロ丸ノ内線に乗って東京駅を目指しました。
新幹線の時間まではまだ余裕はあったので一旦地上に出て久々に丸の内駅舎を見てきました。
駅舎の前には東京オリンピックのカウントダウン時計が置かれていました。
そして平日のこんな時間なのに観光客らしき人がいるという。すごいですね。

駅舎の夜景を見るのは初めてではないですが、
今日は何故か駅舎よりも丸ビルと新丸ビルがそびえ立っている方に圧倒されました。

さて、最後の夕食タイム。
さすがに三回とも八重洲で済ませるのも考えものだったので、
今回はせめてものそれは避けることにしました。とはいえ、結局のところは東京駅構内。
東京駅は東側が八重洲口、西側が丸の内口と呼ばれていますが、
実は神田駅方面の北にも出入り口があります。それが日本橋口。
位置的には北東側で、どちらかというと八重洲に近いです。
そして、そのうち1階エリアが「キッチンストリート」、
2階エリアが「北町ダイニング」、地下1階が「黒堀横丁」と呼ばれ、
ラーメンストリートのように飲食店が建ち並ぶダイニングエリアになっています。
今回はこのうち「キッチンストリート」に行ってみることにしました。

フロアマップを一通り見て決めたのは、うに専門店『うに屋のあまごころ』。
ここに入って板うに定食を食べました。
個人的にうにが好きというのもありますが、これが今回の出張の一番でしたね。うますぎる。
今まで食べてきたうにといえば食べるとすぐに口の中で溶けるものが多くて、
それこそがうにだと思っていたのですが、本当においしいうにってそうじゃないんですね。
ちゃんと食感があるというか。
そして食後の余韻がすごい。しばらく経っても舌が鮮明にうにを覚えていて、不思議な感覚でした。

キッチンストリートで夕食後、新幹線が出るまで残り30分というところまで来ていたので、
すぐにロッカーへ向かうことにしました。が、ここで大きな失敗が。
荷物を預けたロッカーは改札内。
今から自分が乗ろうとしているのは新幹線なので、
本来なら在来線の改札を通過するのに新幹線のきっぷが必要です。
もしここでSuicaで入場してしまうと、入場したのに退場が記録されないという不正になってしまう。
ということで、前回の反省もむなしく、今回も入場券を買うことになってしまいました。
荷物が不要になっても新幹線のきっぷだけは携帯しておくべきでしたね……。

荷物を引き出して一旦丸の内北口改札を出て、そのまま新幹線のきっぷですぐに入場。
そして東北新幹線乗り換え改札で新幹線改札内に入場して、
いろはすを買ってから新幹線に乗り込みました。そして東京駅を出発。

車内ではいつぞやと同じく、隣の席が若い女性だったためおおっぴらに寛げませんでした。
それでも読書が捗るのが新幹線の魔力。つい先週読み始めたばかりの新書は、
行きと帰りで合計2時間余り読んだことであっさり読み切ることができました。
おかげで読み切ってしまったあとが暇だったのですが……。
あっという間に新潟駅に到着後、そのまま在来線に乗り換えて自宅の最寄り駅へ。
駅からは20分ほど歩きました。
今回は終バスよりも遅い時間の新幹線を選んだのでこうせざるを得なかったのですが、
荷物を担いでの徒歩20分は結構辛いので、次回はきちんと終バスに合わせるべきかなと。

*  *  *

そんなこんなで転職面接を含む3日間の東京出張が終わりました。
ここまで駆け足で振り返ってみて、すでに合計20,000文字を超えてしまっていますが、
ざっと反省についても書き残しておきたいと思います。

まぁ今回の反省は大きく2つあり、ひとつはやっぱりカプセルホテルの失敗。
というより、全般的に睡眠に失敗したことによって3日目前半何もできなかったこと。
今回はナイトクラブに参加するため敢えて生活リズムを崩したまま挑み、
そして朝04時まで遊んでいたわけですが、3日目の非充実はこれの仇だったと思います。
やはり、旅行など短期間を充実させたいと思ったら睡眠はしっかりとるのが無難だし、
最低限の睡眠環境を確保するためにホテルのグレードは下げすぎない方がよさそうです。
今回のカプセルホテルはナイトクラブの都合上やむを得なかったところもありますが、
そもそもの問題として渋谷で朝まで遊ぶというのが
非常にリスクの大きい行為だということを改めて感じました。

ふたつめは『ポケモンGO』を名目にしたノープランの失敗。
どうも旅行先で『ポケモンGO』をがっつりやるというのは心理的に難しいようです。
徒歩が主ならともかく、電車移動がメインだと乗換案内を見るなどスマホの出番も多いため、
もし本当に『ポケモンGO』も充実させたいならサブ端末を用意するべきでしょうね。
そしてこの手の位置情報ゲームは、行き先も決まっていないのにただ遊ぶことはできません。
計画として『ポケモンGO』を満喫すると決めておいても、
現実的な目的地が定まっていなければ、どこに行けばいいのか分からなくなってしまう。
つまり『ポケモンGO』を遊ぶ、という計画自体は無意味なんです。
レイドアワーがあるとか、そういった目的地を含む具体的な目標があるならともかく、
今回のように新ポケモンを集めたいなどという曖昧な目標ではなかなか難しいでしょう。

あとは2日目で昼食と夕食の間を空けられなかったのも失敗と言えば失敗でしたかね。
しかも昼食を大盛りで頼んでしまったので、夕食前の時点でもまだ胃袋に昼食が残っていて、
結果的にあの刺身はそこまで満足度高く食べることができませんでした。
それでもみそ汁は本当においしかったけど。
空腹は何よりのスパイス。ごはんを食べるタイミングもしっかり見極めていきたいですね。
今回であれば、アートアクアリウムが大行列を作っていたのを見た時点で、
並んだら鑑賞後何時になっているかをもう少し考えてから行動するべきでした。
そういう先読みの能力が、都会になるとますます必要になってくるんだろうなと。

良かった点としては、まず何をおいても面接ですね。
落ちたかもしれないけれど、界隈の一企業の社長から熱演を聞けたのはよい収穫だったし、
特設サイトを認めてもらったのは何よりも自分の自信に繋がったと思います。
行く前まではビクビクしていた今回の面接でしたが、行って良かったという確信はあります。

それから、いろいろとリスキーだったとはいえ若者音楽の最先端に触れるライブも良い経験でした。
何のトラブルも無かったというのがまず何よりのところですが、
本当に好きな音楽をクラブハウスで聴くことの感動を味わえたのは本当に良かったです。
音楽をますます好きになるきっかけになってくれたかなと。
ただ、やっぱりリスキーなので当面はナイトクラブは遠慮しておきます。

あとは細かいところですが、今回は最序盤以外一切音楽を聴きませんでした。
今までは旅行だろうと外出時にはイヤホンをするのが当たり前になっていた自分ですが、
今回は東京のリアルな音を体感するために、あえて音楽は避けました。
そのおかげで中央線で困っている人は助けられたし、
東京ソラマチではメニューを渡されないで困っているところを助けられたりと
東京人とほんの少しだけですが関わり合うことができました。
カナルイヤホンをしていたらどっちも無視してしまっていたでしょうからね。

それからスマホをいじりすぎないようにも注意しました。
特に、匿名SNS、掲示板等のアプリは開かないというルールを自分に課したおかげで、
それらに依存していた今までの流れを今回の出張で断ち切れたかなという感じはします。

今回で東京への一人旅は6回目ということになります。
最初は電車に乗れるだけで感動していた自分でしたが、徐々に慣れてきたかなという感じはします。
ゆくゆくはもっと慣れて、むしろ東京の交通インフラを乗りこなして行きたいところですね。
そうして初めて見えてくる東京の景色というのもあるでしょうし。
今回は何はともあれ面接のためという大義名分があったので
観光としては十分に楽しめなかった側面があることは否めませんが、
それでも主目的すら中途半端に終わったNintendo Switch体験会よりは上手く行ったかなと思います。

今回の総出費は41,217円
年末年始旅行が6桁に到達していたことを考えるとそこそこリーズナブルに済んだ方でしょうか。
まぁ、面接のための出費として考えるとものすごく高いんですけどね。
だからこそ観光を絡めたわけですが。

これからあと何回東京に行くことになるかは分かりませんが、
これからもただ用事を済ませて終わりにするのではなく、
周到に計画して滞在中の時間を有効活用していきたいところです。

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