#5762

それでもなおピクミンを愛する人たちへ


今日の出来事

一昨日のことですが、家で旅行記事を書いていると突然電話がかかってきました。

先日東京で面接を受けた会社の社長からでした。
こないだの面接のこと、業界のこと、いくつかの話をしたあとに言われました。
「私たちとしては、是非あなたと一緒にお仕事ができたらなって思うんですけど、如何ですか?」

……受かった。
まさかの内定です。心療内科に行ったことがあるというハンデに加え、
倍率20倍と言われていたのに受かってしまった。

ただこちらの最大の懸念は、研修期間中の給料減。
質問はあるかと言われたので包み隠さずお金のことを話しました。
「それなら、給料を5000円上げるので、どうでしょうか? 少しでも足しになると思いますが……」
5000円アップということは年収が6万円増えるわけですが、
こんな採用の瞬間にお金のことを相談しただけで給料上げちゃっていいの?
そこまでして自分を採用したいということなのか??
もちろん、5000円で研修期間がなんとかなるわけではないのですが……。

今後のことについてもいろいろ話をしました。
とりあえず、契約等やることがあるので来週また東京に来て欲しいということと、
そこで自分の「先生」になる人を紹介すると言われました。
初出勤日についてもここで言い渡されたわけですが、
前もって希望を出していた通り自分の転居予定は11月末、なので初出勤は2019年12月02日。

そして、その間に何かできることはないか尋ねてみると、
また特設サイトのアドレスを教えてほしいと言われ、電話越しに二人でサイトを見ました。
「例えばステージ名を検索できる検索窓を作るって言うのはどうですか……?」
と、サイトの改修案を提示してきました。
PHPのテキストを読むよりも、このサイトを改修した方が勉強になるということなのでしょうか。
「先生」にもピクチャレ大会は見てもらうことになりました。

それから転居先のアドバイスももらいました。
社長が言うには、中央線と埼京線はとにかく激混みなので避けた方がいいそうです。
逆に山手線でも田端駅や西日暮里駅などの周辺は狙い目だとか。
新宿近辺に住む必要は全然ないし、敷金・礼金不要の物件も増えているので
視野を広くして探した方がよさそうです。

というわけで、話の続きは来週にまた会ってからということになりました。
往復新幹線代についても心配されましたが、
自分にとっては高速バスは睡眠の関係であり得ないので、新幹線で行かざるを得ないでしょうね。

なにはともあれ、受かりました!
1社目は結局書類選考で落ちたので、実質2社目にて内定となります。
面接のために東京へ行くのは最低5回は覚悟していましたが、実際には1回のみとなりました。

そしてこの内定に関しては、まず何よりもピクチャレ大会利用者にお礼を言いたいと思います。
なぜなら、今回の面接で自分を採用する理由があったとしたら、
あのサイトを社長に評価されたから、それ以外にあり得ないからです。
(具体的内容は面接当日記事〈#5757『未来へと繋ぐ東京一人旅 #3』2019年09月24日〉参照)
倍率20倍という応募数の中、あれが個人サイトとして目を引くものだったからこそ、
自分は採用されるに至ったのでしょう。

今のピクチャレ大会はこのブログの11周年記念企画としてリフォームしたものですが、
元々は2007年04月29日に前身の『ピクミン3開発を望む同盟』内で開催したコンテンツでした。
いまだに参加者数こそ100人に至っていませんが、
歩んできた歴史としては12年の歳月があり、それは自分のピクミン活動を象徴するものです。
『ピクミン2』のやり込み動画を投稿したことがきっかけで後輩のやり込み勢と交流するようになり、
それが大きなコミュニティを形成して「期間限定ランキング」を開催するに至る中、
ピクミン勢にとってのインフラでありたいという思いから日々サイトの改修を続けてきました。
改修時間のべ500時間以上かけ9000行以上に及ぶコードが出来上がったのは、
なによりも利用してくれる誰かがいたからであり、誰にも相手にされなかったら「今」はありません。

もちろん、良いことばかりではありませんでした。
サイトを改修して認められたいという思いが日々どんどん募っていく中で
誰からも「ありがとう」と言われず不具合指摘しか来なかったのは本当にしんどかったし、
オフ会に対する考え方の違いと精神的な至らなさからアンチを生み出してしまったのも事実です。
そのこととメンタル面の個人的事情を加味して、
自分はコミュニティを離脱せざるを得なくなりました。
コミュニティを離脱するということは、自分を認めてくれる人を確認することもできなくなるため、
あのサイトを成長させる原動力を失ったということを意味します。
ですから、あのサイトは現状のままではもうあれ以上良くはなりません。
『ピクミン4』が発売されて新しいコミュニティが形成し、
そこに自分が入っていくことができれば別ですが、そうでもない限りはもう発展しないでしょう。
これからの運営方針としては、それでもなおピクミンが好きだという人たちのために、
定期的に期間限定ランキングを開催するに留まると思います。

ですが、それはそれ、これはこれです。
コミュニティでの立ち回りを誤ったためにサイトの将来性を失ったことは事実ですが、
それでも今まで曲がりなりにもやってきたことがWeb業界の社長に認められたことも事実で、
今までのサイト実績が、Webクリエイターになるというおぼろげだった夢に繋がってくれました。
ピクミン活動をしてきたことで、リアルの人生が変わったんです。
いろいろなことがありましたが、あのサイトを作って良かったと心から思います。
だからこそ、のべ86人のサイト利用者のみなさんには感謝しかありません。
本当にありがとうございます。

プロのWebクリエイターとして今以上のモノを作れるようになったら、
いつかピクチャレ大会を超える何かを作ってみたいという気持ちもあります。
でも、どんなに卓越した技術を持っていても、それを使ってくれる人がいなければ話になりません。
高校卒業の日、生物学の先生に「あなたのチカラを『発揮』できる場所を見つけてください」
と励まされたことがあります。それは卓越した技術を持つということではなく、
自分という存在を認めてくれる人がいる環境のことだったんだなと今は思います。

ピクチャレ大会はそんな初心を心に植えるよい機会だったのではないかと思います。
誰かが使ってくれるから、認めてくれるから、必要としてくれるからより良くしようと思える。
そのエネルギーは決して侮ることはできません。
PHPなんて何も知らなかった自分が、東京のWeb会社から内定をもらうくらいのチカラはあります。
それは「自己満足」などという人力車では決して到達できない景色です。

これから何年この業界で頑張ることになるのかは分からないし、
まだこの業界で自分という人間が通用するのかどうかが分からない不安なところもありますが、
ピクチャレ大会というひとつの成功体験はずっと大切にしていきたいと思います。

という、内定報告でした。思えば短い転職活動だったなぁ……。

それでもなおピクミンを愛する人たちへ” へのコメントが 1 点あります

  1. 内定おめでとうございます。
    ピクチャレ大会というサイトは今尚続くゲームの記録更新へ大きな影響を与えた事は間違いないと思います。
    あなたの新しい仕事がうまくいく事を祈っています。

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