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東京都住みやすさ比較まとめ 2019


その他

上京するにあたって、どこに住むかという問題。
とりあえず自分が考えていた条件として、第一条件を次のように定めました。

  1. まず都心(山手線の内側)そのものに住むのは避ける
  2. 主要駅(池袋駅、新宿駅、渋谷駅、品川駅、東京駅、上野駅)に乗り換え無しで30分以内に到達できる
  3. 東京都内である

そして出てきた対象駅154カ所を、
さらに「家賃相場が55,000円前後」に当てはまるものに絞り込み、
なおかつその範囲内で自治体が重複するものに関しては独断でひとつの駅に限定しました。
そして出てきた自治体が以下の通りです。

ここからさらに視野を広げて、11自治体それぞれから代表駅を選出したうえで、
少しずつその駅について考察してみました。

注:言うまでも無いですが本記事はすべて独断と偏見に基づいて書かれています。

*  *  *

杉並区 / 荻窪駅

所属路線:中央本線、総武線、東京メトロ丸ノ内線
家賃相場:68,000円
主要駅まで:10分
犯罪発生率:1.248%
人口増減率:3.2%

利便性は最強です。なにしろ東京メトロ丸ノ内線がここから出ているので、
始発電車に乗れば座ることは難しくないし、そのまま乗り換えずに新宿、東京、池袋へ行けます。
また、これは地味なメリットですが荻窪駅はJRが定める「東京都区内」の端っこに位置します。
これは営業キロ300km以上の目的地に新幹線で行く場合に、
東京都区内であれば、そこから新幹線に乗る駅までの運賃をカットできるという制度。
例えば東京駅から新潟駅へ上越新幹線で行く場合、
荻窪駅の改札で新幹線のきっぷを通せば東京駅までの308円分をカットできます。
というわけで荻窪駅は駅としての利便性は最高なのですが、その分家賃は激高。

西東京市 / 田無駅

所属路線:西武新宿線
家賃相場:51,000円
主要駅まで:23分
犯罪発生率:1.869%
人口増減率:1.4%

東京のほぼ真ん中にあるけれど「西東京」と呼ばれている西東京市。
北の方に池袋駅へ伸びる西武池袋線と、南の方に西武新宿駅へ伸びる西武新宿線があります。
田無駅、ひばりが丘駅周辺は家賃相場が都心からの距離の割に安いのが大きなメリットですが、
難点としては市全体の治安がやや悪いのと、ゴミの分別が面倒なのが難点。

国分寺市 / 国分寺駅

所属路線:中央本線
家賃相場:54,000円
主要駅まで:26分
犯罪発生率:0.930%
人口増減率:1.9%

めちゃくちゃ混むことで有名な中央本線。
その中でも国分寺駅は、通勤特快が停まる新宿駅より前の駅としては最後の駅。
ノンストップで新宿駅に行けるのはとても大きなメリット……なのですが、
実はこれは罠があって、この通勤特快というのは非常に遅いのだそうです。各停に追い越される。
すし詰めの中、30分近く停車しないので体調を崩す人がいるのだとか……。
街自体は治安もよく綺麗な街並みで家賃相場も適正なのですが、電車の混雑率がネックです。

調布市 / 調布駅

所属路線:京王線
家賃相場:55,000円
主要駅まで:14分(特急)
犯罪発生率:1.566%
人口増減率:3.7%

京王線の特急(特急券は必要なし)を使えば15分未満で新宿駅に行ける調布駅。
ラグビーワールドカップの舞台にもなった味の素スタジアムや、飛行場がある街です。
同じ京王線の府中市と比べると、街が栄えていてお店が多いのが特徴。
その分家賃相場が若干高く、治安がかなり悪いのが難点です。

府中市 / 府中駅

所属路線:京王線
家賃相場:53,000円
主要駅まで:20分(特急)
犯罪発生率:1.095%
人口増減率:1.6%

調布市と同じく京王線の沿線にある街。
調布駅と違い、「京王ライナー」という指定席特急があり410円払えば確実に座ることができます。
大國魂神社という大きな神社を中心として、人と緑が共存しているのが大きな特徴。
治安もよく家賃相場も手頃なのがとても魅力的で、住みやすい街ランキング上位の常連です。
競馬場があるからか財政力指数も都内3位と非常に高いです。
スーパーが少ないのが少ない欠点のひとつ。

武蔵野市 / 武蔵境駅

所属路線:中央本線
家賃相場:62,000円
主要駅まで:19分
犯罪発生率:2.294%
人口増減率:1.9%

中央本線にある武蔵境駅。イトーヨーカドーなどがあり商店はとても充実しています。
ただし中央・総武線各停も中央線通勤特快もどちらも停まらない駅なので、
ただでさえ混む中央線快速が武蔵境駅ではさらに大変なことになります。
武蔵野市全体の治安もあまり良くはなく、家賃相場が高いのも難点。

三鷹市 / 三鷹駅

所属路線:中央本線、中央・総武線
家賃相場:63,000円
主要駅まで:17分
犯罪発生率:1.016%
人口増減率:2.4%

三鷹市にある三鷹駅は、実は中央・総武線各停の始発駅。
この辺りになると中央線快速はもう八王子方面から乗ってきた人でぎゅうぎゅう詰めなのですが、
各停は始発で乗れるので座れる可能性もあり、電車の利便性は非常に大きいです。
さらにとても栄えている吉祥寺駅に一駅で行けるのも大きな利点。
その分、三鷹駅周辺は他の駅に比べると静かで、商店も早い時間に閉まってしまいます。

世田谷区 / 千歳船橋駅

所属路線:小田急線
家賃相場:62,000円
主要駅まで:21分
犯罪発生率:1.161%
人口増減率:2.9%

世田谷区は全体的に家賃相場が高く、自分が今回掲げた条件に当てはまる駅は少なかったです。
安さだけを求めるなら世田谷ブランドは諦めて狛江市などに住むのが無難なんでしょうね。
千歳船橋駅(通称ちとふな)の周辺は飲食店が多いのが特徴ですが、その割に治安は良いです。
スーパーが少ない代わりに商店街が発達していて、農家さんの直販などもあるのが特徴。
新宿駅だけでなく、下北沢駅で井の頭線に乗り換えれば渋谷駅にも直接行けるのがいいですね。

練馬区 / 武蔵関駅

所属路線:西武新宿線
家賃相場:57,000円
主要駅まで:28分
犯罪発生率:1.265%
人口増減率:1.9%

最小限のスーパーがあるくらいで娯楽施設に乏しい駅周辺は、
練馬区の中でも治安が良い閑静な住宅街になっています。
遊ぶのは都心、帰ったら食べて寝るだけという割り切った生活ができるならアリかも。
ただ、その場合にネックになってくるのが新宿駅までの所要時間。

板橋区 / 成増駅

所属路線:東武東上線
家賃相場:55,000円
主要駅まで:11分
犯罪発生率:1.545%
人口増減率:3.2%

成増駅(なりますえき)の所属路線は東武東上線だけですが、
実は徒歩圏内に東京メトロ有楽町線と副都心線が併走しており、
どの路線でも池袋駅に到達するので、3路線から自由に選べる良さがあるのが最大の特徴です。
駅の北口は比較的栄えており、酔っ払いやホームレスがよく見られるのが難点。
23区内の中では栄えている割に家賃相場は安く、穴場的なエリアであると言えます。

狛江市 / 狛江駅

所属路線:小田急線
家賃相場:57,000円
主要駅まで:28分
犯罪発生率:0.750%
人口増減率:3.4%

東京都多摩地域の中でもっとも小さな自治体で、23区に隣接していながら治安の良さは最高レベル。
ただし小田急線急行電車は狛江駅に停まらず、
商店の数もとても少ないため一人暮らしにおいては不便を強いられます。
今回の台風19号では無事でしたが、多摩川が非常に近く災害リスクが高いのがネック。

*  *  *

以上、11自治体について見てきました。

トーナメント形式で絞っていくと、
西東京市と国分寺市は、電車の不便さではあまり大差はないものの、
治安の良さから国分寺市に軍配。
調布市と府中市は同じ京王線の沿線ですが、
京王ライナーが通ることと治安の良さから府中市を推したいところ。
武蔵野市と三鷹市では、中央・総武線各停の始発駅である三鷹市が優勢。
練馬区と板橋区は迷いどころですが、
文字通りのベッドタウンでは電車が止まったときに何もできないことを考えると、
駅周辺もある程度栄えていた方が良いだろうという考えから、板橋区を選びました。
同じ小田急線の世田谷区と狛江市も、同様の理由で世田谷区を選出。

両方治安の良さを理由に選んだ国分寺市と府中市では、
電車の混雑率と利便性を考慮して府中市。
同じく、両方街の発展性を理由に1回戦を突破した板橋区と世田谷区はかなり迷いますが、
都心へのアクセスのしやすさで判断すると世田谷区でしょうか。
シードの杉並区と同じ中央本線で始発か乗れる三鷹市と比較すると、
東京駅に乗り換え無しで行ける杉並区がやはり優勢。

ということで残ったのは府中市、世田谷区、杉並区となりますが、
家賃相場のコストパフォーマンスを考慮すると世田谷区は府中市には勝てないような気がします。
ということで残ったのは府中市と杉並区です。

理想は荻窪駅なんですよね。webブラウザのタブを160個開いて様々な方面で情報収集していますが、
荻窪は街としての評価も高く、あまり悪い評価を見かけません。
しかも東京メトロ丸ノ内線の始発駅。通勤面でも生活面でも荻窪が最強だと思います。
東京のどこに出張することになるか分からない自分の特殊な業務形態を鑑みても、
新宿駅にも東京駅にもすぐにアクセスできる東京メトロ丸ノ内線に始発から乗れるのは魅力的です。
しかし家賃相場の高さが最大の難点。
もちろんこれは「相場」に過ぎないので
これ以下の物件もそれなりにあるでしょうが、あまり多くの期待はできなさそうです。

現実的な家賃相場の中で選ぶとしたら、やはり府中市が筆頭候補になりそうです。
同じ京王線の調布駅や中央本線と違って指定席特急があるため、
いざとなれば座って都心に行けることと、
治安の良さ、街並みの綺麗さと街の発展がバランス良く両立しているのが大きな加点です。
ネット中を探し回っても、この町が好きだと称賛する声がある一方、
悪い噂はほとんど聞きません。住みたい街ランキングではいつも上位にいることから、
客観的な評価が高い街であると推測されます。そして、その割に家賃相場は安い。
最大のネックはスーパーが少ないことでしょうか。

ということで、散々迷っていた自治体決めですが、
さしあたっては「杉並区か府中市」というところまでは絞り込めました。
どっちもダメだったときの第三候補としては、今のところ三鷹市で考えています。

今回は家賃相場を条件に入れて見ていったので、
家賃相場が高いエリアについては荻窪以外ほぼほぼスルーしてしまいましたが、
荻窪でもし良い物件があったら自由が丘駅、下北沢駅、練馬駅辺りも圏内に入れてもいいかも。
あんまり都心過ぎると生活に疲れてしまいそうなので、都心より東については考慮していません。
強いて言えば赤羽駅、北千住駅辺りでしょうかね……。

ただ、住む場所にどこまでの発展性を求めるのかは難しいところ。
都心に電車一本で行けるのに、都心でできることを住む場所に求めても仕方ありません。
ベッドタウンとしての繁華街はあくまでも都心の下位互換でしかないわけで、
住む場所が栄えている方が良いと言っても、どこまで突き詰めても都心には絶対に勝てません。
かといって、何もないのも困る。
夕ご飯を買いにいくためだけに都心に出ているようでは時間とお金の無駄です。
なので、スーパーマーケットくらいは電車移動しなくても行ける場所に住むのが無難でしょう。
特に自分の場合は都心へ毎日通勤することになるので、
究極的には平日は家に帰る前に都心でやることをやって帰ることもできるわけで、
住むところは快適にプライベートを充実させられればそれ以外は求めないという考え方もあります。
この考え方で行くと、やはり府中市のように喧騒がなく、ほどよく都心からの距離があり、
家賃相場も安いところがベストであるように思います。

一方、やはり東京に住むにあたって無視できないのは電車通勤の際の満員電車地獄。
それを最初から避けられる始発駅というのは、それだけで大きな価値があります。
電車内では満員で立っていたらスマホを見るくらいしかできることがありませんが、
座ることができれば読書だって、ちょっとした作業だってできるわけで。
指定席特急の京王ライナーは410円なので、月22回乗れば9,020円。
荻窪に住めば、その9,020円分の価値が最初からついてくるようなものです。
電車移動の利便性を最優先に考えると、やはり荻窪がベストのように思えてきます。

ただし、どちらもカンペキではありません。
府中はベッドタウンに唯一求めるスーパーマーケットが少ないという致命的欠陥があり、
また荻窪は9,020円分差し引いてもなお家賃相場が高いという欠点があります。
しかし、府中にもスーパーがまったくないというわけではないし、
荻窪だって安い物件がないとも限りません。
したがって、まずは府中市でスーパーに近い物件と、
それと同価格帯の荻窪の物件を比較して、駅までの距離、内装等々を比較していくことになるかと。
その結果、どちらになるのかは分かりません。これはもう運次第かなと。
でも、東京都の中心部ほとんどの駅を比較して行き着いたこれら2つの駅は、
自分にとってはどちらを選んでも当たりなんだろうなと信じています。
できれば荻窪駅周辺を実際に歩いてみたいところですが……
それだけのために東京に行くわけにもいかないのでストリートビューで我慢しようと思います。

というわけで、少しずつ進めてきた転居先決めもようやく次のステップに辿り付きました。

*  *  *

◆参考
三菱UFJ不動産販売「住まい1」 – 自治体別住みよさランキング
Rooch(お部屋探しのコツや知識まとめブログ)
SUUMO – 東京都の賃貸家賃相場
全国路線図
Google Maps
日本☆地域番付 – 東京都の犯罪発生率
警視庁 – 東京都犯罪情報マップ

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