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おすすめアプリ三十選・iPhone編 2020


デジモノ

今日で、自分にとって初めてのiOS端末だったiPod touch 3G購入からちょうど十年となりました。
十年前の2010年01月08日、ヤマダ電機に買いに行ったのを今でもよく覚えています。

自分にとってのスマホデビューは、厳密にはWindows Mobileに手を出した2008年が最初ですが、
WMがもはや一般的ではなくなってしまった今となっては、
本当のスマホデビューたる日は2010年と言うべきなのかもしれません。
とはいえ、最初の3年は電話機能のないiPod touchを運用していたのですが。

  • iPod touch 3G(2009年発売・3.5インチ・32GB)[2010/01/08~2012/12/09]
  • iPod touch 5G(2012年発売・4.0インチ・64GB)[2012/12/10~2014/08/01]
  • iPhone 5s(2013年発売・4.0インチ・64GB)[2014/08/02~2016/09/25]
  • iPhone 7Plus(2016年発売・5.5インチ・256GB)[2016/09/26~現在]

自分のiOS端末をざっと振り返ってみるとこんな感じです。
iPod touch 3Gの前半はガラケーと併用、後半に入ってAndroidスマートフォンと併用するようになり、
それが2014年まで続いて、2014年夏についにiPhoneに一本化。
それから一回の機種変を経て、実に6年間iOS一筋でここまで来ています。
順当に行けば今年は「iPhone XII(仮名)」に4年ぶりの機種変更になる予定です。

ざっくり分ければiPod touchを所持していた2010年代前半は「ゲーム機」としての全盛期でした。
インディーズゲームが日々溢れるようにリリースされていた2010年当時はまさに黄金期。
そこからソーシャルゲーム黎明期を迎え、その影で売り切り型のアプリは静かに衰退していきます。
また、この頃に電子書籍市場の隆盛と淘汰もありました。
対して自分がiPhoneを持っていた2010年代後半は
ゲームではない「アプリ」がパソコンソフトの代替として広く浸透していった時代でした。
クーポンアプリ、QRコード決済、モバイルSuicaなどのキャッシュレスがまさにその代表例です。
4Gが普及したことで携帯から動画を観ることも当たり前になっていく一方、
音楽業界はいよいよ衰退していきました。
そしてこの十年間で、Windows Mobileを含むiOSとAndroid以外のスマホはほぼ絶滅しました。

まさに、スマホ激動の十年間だったと思います。
2020年代も5G、AR、歪曲ディスプレイなど発展途上技術が盛りだくさんですが、
この情勢が2010年代のときほど動くとはもう思えません。それほど2010年代はいろいろありました。

ということで今日は、この十年間にダウンロードしたアプリ1784本のうち、
ゲーム以外の実用アプリでこれだけは鉄板だと思うアプリ30本を、
改めて紹介していきたいと思います。
なお、前回は〈#5255『おすすめアプリ三十選 iPhone編・2018春』2018年05月13日〉を参照。
重複は気にせずに今の視点からアプリを評価していきます。順位はざっくり目安です。

*  *  *

1位:Evernote

個人的に、スマホはこれがないと話にならないくらいの必須アプリ。
肩書きはオンラインメモアプリだけど、できることは工夫次第で様々あります。
システム手帳やリマインダーとしての役割をカバーできることはもちろん、
カテゴリ・タグで階層管理してアイデアのデータベースを作成したり、
ライフログを作成したり、他人とちょっとした情報を共有する際にも役に立ちます。

2位:Dropbox

ご存じオンラインストレージの代表格。
これさえあればメインPC、サブPC、スマホに入っているデータをリアルタイム同期できます。
外出先で「あ、あのファイルは家にあるから見れない!」と困ることはなくなりました。
PC-スマホ間でデータをやりとりするときも基本的にはこのアプリで事足ります。
Googleドライブ、Box.netもいちおう併用しています。

3位:Drafts 4

クイックメモアプリ。起動すると即書き始めることができるため、
ちょっとしたアイデアのメモ、忘れたくない小さな情報を入力しておくのに最適なアプリ。
このアプリ内でもメモを保存できますが、
最大の特徴は送信先にあらゆるサービスを指定できること。しかも細かく動作を指定可能。
当然Evernoteにも対応しているので、自分は着想メモの入力は完全にこれで定着しました。
記憶力を拡張するアプリです。

4位:Caesium Music Player

OSバージョンアップごとに改悪していく純正ミュージックアプリの代替になるアプリ。
ミュージックアプリとしては過不足なく機能が揃っていて、不満点はほとんどありません。
ただ、曲数があまりにも多くなると読み込みに多少時間がかかるのが難点。
ミュージックアプリはほとんど探していないので、もしかするともっと良いものがあるかも。

5位:1Password

iOS12になったことでパスワードの読み込みが楽になった、パスワード管理アプリ。
Dropboxを使えばPCとの同期にも対応。
1Password以前はKeePassというアプリを使っていましたが、利便性が段違いです。
これさえあればアプリごとに異なるパスワードを覚える必要はもうありません。

6位:ATOK

アプリとして起動することは少ないけれど、毎日何よりも活躍しているIMEソフト。
人工知能を活用した誤字訂正など、ATOKは日々進化していますが、
その恩恵をスマホでも受けることができるようになるのがこのアプリ。
学習辞書の同期にも対応しているのでPCでATOKを使っている人ほど恩恵が大きいです。
思えば、2010年当時のiOSの文字入力はひどいものでしたが、よくここまで改善しましたね。

7位:Googleアプリ

使用頻度では上位3位以内かもしれない、検索アプリ。完全無料ではトップ。
すばやくGoogle検索できる定番の機能はもちろん、
最近は機械学習を搭載したニュースアプリとしても機能するので
検索ワードが特になくても開いたりします。これがあればブラウザアプリは原則必要ありません。

8位:MoneyForward ME

定番の経理アプリ。このアプリ一本で家計簿としての機能を有していることはもちろん、
銀行口座と連携しているため、各預金残高をリアルタイムに把握することもできます。
これがあれば残高確認のためにATMに行く必要はありません。
さすがにネットバンキングには対応していないので各銀行アプリも持っていますが、
日々のお金の管理という点で言えばこれさえあれば十分です。

9位:Wallet

純正アプリ。実はこれを使ってApple Payで決済したことは一度もないのですが、
とにかくモバイルSuicaがめちゃくちゃ便利なのでそれは使っています。
アプリ内でクレカからお金をチャージすることもできるので、残高不足に焦る必要もなし。
普通のカードと違って常に残高チェックができるのでその点でも便利です。
PASMOも対応してくれないかなぁ……。

10位:Spark

メールアプリ。膨大なメールマガジンも処理しやすい、マルチアカウント対応のメーラーです。
今の時代、メールを複数管理し、あらゆるサービスに登録するようになりましたが、
Gmailアカウントを20個近く持っている自分も、このアプリがあれば煩雑さはなくなりました。
ちなみに、キャリアメールだけは純正メールアプリで送受信しています。
これは、スマホ側でメールプロトコルを起動した場合に
必ず純正メーラーが起動するという仕様に対応したものです。
例えば空メールを送るようなシーンでは純正メーラーでないといけなかったりするので。

11位:Reeder 3

RSSリーダー。Googleリーダーはサービス終了してしまいましたが、
Feedlyというサービスが引き継いだのでRSS文化は未だ現役です。
長らくアップデートしておらず、一時期挙動がおかしかったので使っていなかったのですが、
キャッシュを全消去したら軽快な動作に戻りました。
電車通勤になったことで利用頻度が激増したアプリのひとつ。

12位:写真

純正アプリ。フォトビューワーアプリは意外と「これだ!」と思うようなものがなく、
いつの間にか純正アプリが相当良くなっていたのでこれを使い続けています。
フォトビューワーに関してはAndroidの方に良アプリが集中している印象があります。

13位:Booklive!

電子書籍ビューワーアプリ。電子書籍ストアとしては国内最大規模の『Booklive!』は、
最近台頭してきた激ウザ広告で悪名高い『コミックシーモア』『めちゃコミック』
などのいわゆる無料漫画アプリと比べると古参の部類で、ビューワーとしては割と優秀です。
広告もついてまわらないので快適。ただし広告を見れば無料で読める、といった仕組みはありません。
その代わり無料でまるごと一冊読めるキャンペーンを頻繁に開催していたり、
漫画を50%オフで買えたりするクーポンを配布しているので、紙で買うよりは安く済みます。
iOS版最大の難点はアプリ内で本を買えないこと。Safariなどブラウザから買う必要があります。

14位:電話

可もなく不可もない電話アプリ。最近はLINEオーディオの存在もあって使用頻度が激減しました。

15位:+メッセージ(プラスメッセージ)

docomo、au、SoftBankが三社共同で開発した新世代ショートメッセージングサービス。
電話番号さえあればスタンプや画像を含むリッチなやりとりをすることができます。
残念ながらLINEの代わりにはなっていませんが、
ガラケーにもこのアプリが入っていることがあるので、
ガラケーの人とやりとりするときに意外と役に立つことがあります。

16位:LINE

登場当時あんなに毛嫌いしていたのに、いつの間にか活用するようになっていたLINE。
個人情報の流出が気になる場合は電話帳情報取得を許可せず、
また自動友だち登録機能をOFFにしてから使うのが無難。
その辺の方針が定まらず、この7年で3回も全リセットしてしまった自分……。
そのせいでいったい何人との縁が切れ、そして何人に迷惑を掛けたんだろう。
みなさんはLINEは安易に消したりせずに慎重に取り扱いましょう。

17位:iMessage

純正。いわゆるSMSアプリ。ガラケーでいうところのショートメッセージ。
ただしiPhone同士のやりとりの場合は『+メッセージ』と同じ規格に格上げされ、
スタンプなどが使えるようになります。
『+メッセージ』すら対応していないガラケーとはこれで連絡を取り合うしかありません。
結果的に、LINE、+メッセージ、iMessageはどれも切り捨てられず相手によって使い分けています。

18位:連絡先+

純正の使い勝手が悪いので導入した連絡帳アプリ。
純正のほぼ上位互換であり、固有の機能はほとんどありません。

19位:YouTube

2019年から利用頻度が増えるようになってきた動画アプリ。
ある程度視聴履歴が蓄積してくると、興味のある動画がホーム画面に際限なく並ぶので、
ただ起動するだけで暇潰しになります。
最近はASMRの流行によって、寝落ちのためのアプリとしても大いに活用しています。
オフライン再生機能が欲しいけど、有料なんですよね……。

20位:Pocket

URLならなんでもポケットに入れておける「あとで読む」サービス。
『Reeder』『feather』などと連携しておくと、指一本で情報をポケットに入れられるため強力です。
これも電車通勤になったことでよく見るようになったアプリ。未読件数がどんどん減っています。

21位:feather

Twitterクライアントアプリ。
iOSのTwitterクライアントは無数にありますが、これが無難なところではないでしょうか。
先述のPocketにも対応しているので、大量の情報を裁くこともできるし、
メインメニューに好きなリストを置けるので、マルチリスト的な使い方も楽々。

22位:乗換案内

かつては旅行のときだけ使うアプリでしたが、東京暮らしとなった今は生活必需アプリです。
乗り換えのときに、ホーム間の移動に何分かかるかまで表示してくれるので、
これがあれば複雑な乗り換えも迷うことなくできます。
まぁこれがあるからといって新宿駅で迷わないという保証はないのですが。
ただ、このアプリはあくまで最速達を前提としているので
「敢えて各停に乗りたい」といったニーズを満たせない点についてはご注意を。
私鉄各社のアプリも一通り試しましたが、一番良かったのは東武鉄道でしょうかね。

23位:Google Maps

これも東京生活にかかせない地図アプリ。特にお店を探すときに重宝しています。
ただし駅構内など、立体的に複雑な場所では役に立たないことが多いのが難点。

24位:カレンダー

純正アプリ。文字通りカレンダーアプリ。これもiOS 9以降で急に良くなったアプリです。
Sunrise Calendarがサービス終了してしまったので困っていたら、
純正がSunrise Calendar並みに使いやすくなっていて驚いた記憶があります。
『アジェンダ+』というアプリを組み合わせればウィジェットからも予定を確認できて便利。

25位:Sleep Cycle

去年秋から導入した、睡眠トラッキングアプリ。
微細な音を解析して、ユーザーが寝ているかどうかを判別してくれます。
精度は8割程度といったところでしょうか。確かに半覚醒状態が長く続いたな、
というような日は睡眠スコアが低かったり、よく眠れたと思うとスコアが高かったりするので。
睡眠環境改善の一環としてこれからも使い続けていく予定。
ただ、これを使っているとスクリーンタイム統計の意味がなくなってしまうのが難点。

26位:時計

純正アプリ。主にアラームとストップウォッチを使っています。
なんだかんだで安定していますね。サードパーティー製を探す気になれません。

27位:GoodReader

ファイラーアプリ。
基本的には今の時代、ファイルのやりとりはオンラインストレージで完結してしまうため、
昔ながらのファイラーが役に立つ場面というのは多くありません。
しかしいざというときに本当に役に立つアプリです。
実はPDFリーダー、フォトビューワー、音楽プレイヤー、動画プレイヤーとしても使うことができ、
いわゆる万能アプリとしての側面も持ち合わせています。持っておいて損はありません。

28位:ヘルスケア

純正。健康管理アプリ。歩数管理はかつてサードパーティー製を使っていましたが、
いつの間にか純正もかなり良くなっていたのでこちらに頼ることにしました。
Sleep Cycleは単独で統計データを見ようとすると月額課金が必要になりますが、
データをこちらにインポートすればスマートな統計グラフを見ることができるようになります。
それにしても東京に来てから本当に良く歩くようになりました。

29位:Firefox

webブラウザ。PCでは絶対不可欠なwebブラウザも、スマホでは29位という立ち位置。
検索すれば済むようなブラウジングは全部Googleアプリで事足りるので、
こちらはPCのブックマークからサイトを辿りたいときと、
あとは自分のサイトなど巡廻しておきたいサイトを開いておくのに使う程度に用途が限られます。
スマホから頻繁にアクセスする必要のあるサイトは、アイコン化してSafariから開くのが吉。

30位:radiko

音楽があるのであまり使わないけど便利なのでいちおう。
無料の民放ラジオレシーバー。NHKは『らじる☆らじる』という別アプリが存在します。
また、素人の放送は『Spoon』というアプリが有名。
いずれにしろ、声の放送を聴きたいというニーズにもアプリは簡単に応えてくれます。
まぁ、YouTubeで済むと言ってしまえばそれまでなんですが。
かつてはポッドキャストというものもあったのですが、今では廃れてしまいました。

*  *  *

以上、30本でした。2年前と比べるとかなり面子が変わったと思います。
言うまでもなく、十年前とは比ぶべくもありません。
十年前からあったのは純正を除けば『Evernote』『Dropbox』『GoodReader』の3本だけです。
iOS 10→11のアップデートで32bitアプリが全部切り捨てられてしまったので、
そこで脱落してしまった古いアプリも多いですね。
結局生き残っているのは年数が浅い新規アプリか、本当に頑張っている最古参のみ。
さて、これから先はいったいどうなるのでしょうか?

今回は「ゲーム以外」に絞って紹介しましたが、
いずれはゲームも紹介したいなーと思ったり思わなかったり。
何しろゲームは本数が1,000以上あるので収拾がつかないんですよね……。

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