#5905

小型電子七つ道具


web制作

こないだ偉そうに「読者需要も考慮したブログ作りをしたい」みたいなことを言ったわりに、
最近遠慮容赦ないIT系記事の連続ですみません。というわけで今日もそっち系です。

Raspberry Pi(ラズベリー・パイ)というものをご存じでしょうか。
これは、簡単に言えば「5,000円前後で買える、超小型デスクトップPC」。
もともと教育用途のために開発・販売されていたもので、現在はバージョン4となっています。
手のひらサイズのパソコンですが、USB、HDMI、カメラ、マイク、SDカードなどなど、
あらゆる入出力インターフェイスが搭載されています。

単にパソコンとしても使えますが、いろいろなハードウェアと組み合わせることによって、
例えば温度計、地震感知器、ビーコン、果てはロボットアームなんかも搭載できたりします。
登場当時は、これからはこれを使ってプログラミング教育をするという話がありましたが、
プログラミング必修化を目前にした現在は、
どちらかというとRaspberry Piは子ども用というよりIoTに夢中な機械オタクのおもちゃになり、
教育用デバイスはタブレットにその座を明け渡しているような印象を受けます。

ちなみに話が若干逸れますが、「プログラミング教育」というのは、
よく誤解されるのですがプログラミング言語を教えることを目的としているわけではありません。
言語そのものよりも、プログラミングによって培われる論理的思考力や、
クリエイティブ精神を育てることを目的にしています。
本屋に行くと子ども向けのPython教本なんかもあったりしますが、あれは必修化の主流ではないはず。
どちらかというと、ノンコードプログラミングが可能な『Scratch』等が流行っているイメージです。
いずれにしろ、小学校からプログラミングができる時代というのは、
羨ましくもあり恐ろしくもあります。
あと9年経ってプログラミング必修時代の子どもが社会に出てきたら、
その論理力は自分たちゆとり世代を遙かに凌駕するでしょうから。
若手に追い越される日というのは絶対来るのは分かっていますが、恐ろしいものです。
この業界が本当に実力がすべての世界だったら、
自分が第一線で頑張れる期間は自分がイメージしているよりずっと短いと思います。
それが嫌だったら、時代遅れの頭でも必死に最先端技術に食らいついていくしかありません。

話をRaspberry Piに戻しますが、この端末は今となってはIoTに使われるようになり、
2014年登場当時から比べるとスペックも大幅に進化しました。
そして、今やNASやwebサーバとしても活用されていると聞き、俄然興味が出てきました。
サーバーというのは、ここではインターネット上からアクセスできる仮想空間を指しますが、
実態としてはこの世のどこかに置いてあるパソコンのことです。
個人がwebサイト運営などのために「仮想空間」を得たいと思ったら、
もっともハードルが低いのはレンタルサーバーでしょう。月額課金して間借りするわけです。
ちょうどアパートのようなイメージです。
アパートが勝手にリフォームすることができないのと同じように、
レンタルサーバーには多くの制約があります。
いま、特設サイトで起きているCookieが保存できない問題もこの制約のせいと推測しています。
そこで、レンタルだけど自分の好きなようにリフォームし放題のサーバーもあり、
これを「VPSサーバー」と言います。VPSの導入はかなりハードルが高いですが、
その代わり基本的に「ファイルを置くだけ」しかできないレンタルサーバーと違って、
自分の好きにOSレベルからいじることができます。
VPSがあるとできる例としては、Mastodonなんかは良い例だと思います。

そして、さらに好き放題できる、いわば「一戸建て」に相当するのが自前サーバー。
つまり、サーバー用のPCを自前で用意して自宅からインターネットに繋げる方法です。
これはそもそもパソコン一台用意する必要があるうえに、
Linuxなどのサーバー用OSを組み込む必要があるので、パソコン初心者はまず無理です。
コマンドラインで一通りの操作ができるというレベルでないと導入は難しいと思います。

ところが、このRaspberry Piがあれば5,000円でサーバー用PCが手に入るというのは魅力的です。
ちょうど会社の研修でLinuxも覚えたところだし、挑戦してみる価値はありそう。
とはいえ、自分は昨日も書いたとおり必要にならないと学ばない主義です。
なのでこの場合も、レンタルサーバーではできない何かが必要にならないと、
自前でサーバーを用意するための行動力は得られそうにありません。
もともとミニPCの類が好きな自分としてはRaspberry Piは純粋に興味はあるのですが、
興味があるだけで買っても猫に小判になるだけですからね。
とはいえ欲しいのは確かなので、ウィッシュリストに放り込んで必要になる日を待つことにします。
何か使い途を思いついたら即注文するつもり。

ちなみに、今日は昨日宣言した通り通勤時間にプログラミング関係の文書を読んでいたのですが、
その中で「教本を1ページ目からスキャンするような勉強法よりも、
必要な部分を必要なだけ学ぶというスタンスの方がモチベーションは保ちやすい」
と紹介されていて、まさに自分の立場だと深く頷きました。
単に自分が長期的視点で行動できない馬鹿だから必要部分しか学べないのかと思っていたら、
普通に先人プログラマーにも同じような人がいたのでとても安心しました。
ただ、必要なときに必要なだけ学ぶ勉強法でやっていくのなら、
「分からないことは野放しにしない」という鉄則は守られるべきなのかもしれません。
これを守らずに必要かつ興味のある部分だけを取り込んでいくのはさすがに偏食すぎる気がします。
興味があるのなら、好奇心が許すかぎりいろいろ試していきたいですね。
そういう意味では、Raspberry Piを自己投資のために買っちゃうのもアリなのかも。

さて、連勤3日目の今日もなんとか乗り切って残り2日。
実は明後日は会社側の都合で全員15時退勤予定なので、半休のようなものです。
なので今週の山場は間違いなく明日でしょう。

今日は、昨日の同期の人とはまた別の人に、PHPをがっつり教えていました。
研修も3ヶ月目に突入して自分よりベテランな人が教官以外に少なくなってきたことから、
頼られる場面というのが多くなってきた気がします。
正直、内心きちんと期待に応えられるのかドキドキしながら受け答えています。
研修生の間ではなんかやたら有能扱いされてしまっている自分ですが、
心の中では独学知識が本当に通用するのかというのは、今でも不安に思っています。

あと、こういうときに切実に感じるのが、「教えるスキル」がほしいということですね。
ここまでに話してきたことはいかにインプットすべきかという話ばかりでしたが、
プログラマーは意外と表現力も求められます。
今自分は何が分からないのか、何に困っているのか、どうしたいのか、どうしたくないのか。
これを言語化できない人というのは、間違いなく落ちぶれていきます。
研修室を見ていても、教官によく怒られている人というのは
どちらかというとコミュニケーション能力(話す力)不足である傾向が強いような気がします。
だからなおのこと、コミュ力がほしい。特に教える力。

前職時代にも書いた記憶がありますが、
「教える力」というのは「話す力」「聞く力」の統合的次段階にあるもので、
より高度なコミュニケーション能力を必要とします。
相手が何が分かっていないのか、何に困っているのか、どうしたいのか、どうしたくないのか、
ということを、非言語的な手掛かりから読み解くスキルも求められます。
しかもそれを、平易で簡潔な言葉として代弁しなければなりません。
どうやって教えるのかというのは前職時代にある程度トレーニングしたつもりではありますが、
しかし根がコミュ障なので、なかなか上達はしていないというのが現状です。
この辺も、今がちょうどいい機会なので少しでも経験を積んでいきたいところではあります。

期待に応えるためにもどんどんインプットしたい。
でもアウトプット技術も高めたい。あまりにも欲張りではありますが、
プログラマー1年生はそのくらいの心構えでいた方が後々のことを考えるといいのかも。
どうせこのあとどのみち後戻りできないところで業界の現実を見せられるわけですから、
今くらいは夢を見ながら進みたいものです。

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