#5933

好奇心を支える何か


空想

長年ブログを書いてきたけれど、ブログを書く意欲についてなんとなく分かってきたことがあります。
それは、ブログ意欲というのは、たぶん二つの軸があるということ。
X軸は「好奇心」。要するに、話題にするネタがどれだけあり、それにどれだけ興味があるか。
ざっくり言えば今日書きたいことがあるかどうか。
これが無ければ当然ブログを書くことはできません。何らかのネタを捻り出す必要があります。
しかしその一方で、これがあっても書けない日というのが確実にある。今日がまさにそれです。
そしてそれはおそらく、好奇心そのものとは単純には連動していない。
グラフは一次関数ではないということです。
じゃあ、Y軸に相当するものは何なのだろうか。

今まではこれこそがコントロール不能な「意欲そのもの」だと思ってきました。
それは毎日の星座占いのように、たまたま高い日もあればたまたま低い日もある。
それ自体を制御することはできない。
どんなに好奇心があり話題があっても、意欲が低ければ書くことはできません。
むしろ話題にしたいネタがこんなにある、というときに限って書けなかったりする。
それは、今日はたまたま意欲が少なかったからなので仕方がない。
……本当にそうなのでしょうか?

そう考えているうちに、Y軸に当てはまりそうな指標がもうひとつあることに気付きました。
それは時間です。
ごくごくシンプルな話。時間に余裕があればブログは書けるし、余裕がなければ書けない。
確かに思い返してみれば、最近ブログをなあなあに済ませてしまっているのは全部平日。
それも、夜遅くに帰宅したような日であることが多いです。
そういうときは、どうしても意欲的に書くことができない。

意欲そのものはネタのひとつひとつによってまた変数の中身が異なってきます。
「睡眠」「ネガティブ」「ブログそのもの」といった話題はY軸が低くても取り掛かりやすい一方、
Y軸が高くないとどうしても着手できない話題というのもずっと前からありました。
でも、Y軸が「時間」なら、時間があれば込み入った話も書きやすいのは当然の話です。

もちろんこれは逆も然り。
「時間があるのに書けない」という事態も往々にして起こりますが、
これは今度はX軸が低いということなのでしょう。
2つの指標が一定の高さにないと現実にすることができない。
もしかするとそれが自分の中にある行動力というもののメカニズムなのかもしれません。

つまり書きたい話題は溜まっているのに書けない、
というブロガー往年の悩みは、単にブログに割く時間が足りていなかったからだったのではないか、
というのが今日思いついた気付きです。
そしてこれが、これも当ブログではよく話題にする「消費期限」の話に繋がってくるわけです。
時間をかけないと書けない話題にも新鮮度というものがあり、
時間が経てば経つほど色褪せていってしまう。結果として、X軸が低くなっていってしまう。
だから、書きたいと思ったらできるだけすぐに書く方が良い。
こんな当たり前のことも気付いたのは割と最近なので、
きっと昔のブログの裏には無数のボツネタが埋もれているのではないかと思います。
いや、昔はそもそもそこまで考えて書いていなかったかもしれませんが……。

読書に関しても今は時間の捻出が問題になっていますが、ブログも同じなのかもしれません。
寝る前の30分で書こうと思えば書ける。けれどそれはあくまで平易な文章しか書けない。
好奇心をうまくブログで消化したいと思ったら、もう少し腰を据える必要があるのではないかと。

そして「意欲というのはアトランダムに割り振られるパラメータではなく、
実はそれと向き合う時間の長さである」というこの気付きは、
もしかするとブログ以外のいろいろなことにも当てはまるのではないかと思った次第です。
勉強もゲームもweb制作も、やりたいといいながらそれに割いている時間は少なかったりする。
言われてみれば、どっしり腰を据えてとそれだけに集中する時間を意識的に設けることは少ない。
時間を作るにも「それさえすればいい」と思える一種の決断力が必要だとは思いますが、
それが今の自分に足りていないものなのかもなぁ、と。

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