#6040

誰が為に運営する


空想

例の件、たぶんこれで決着ついたと思うのでその後のことを書き残しておきますと、
不正をしたと思われる例の人は、ついに「引退表明」をするに至りました。
ファンにも不正をしたことが漏れてしまい後に退けなくなった状況でどうなるのかと思いましたが、
結局謝罪することもなく、不正を認めることもなく、
「今回の騒動で大変傷付いたので引退を決意することにしました」と、それだけ。
同情を誘いたかったのかは知りませんが、
結局最後までなんら責任を負うこともなく逃げていったことには変わらず。
チャンネルを消去することもなかったので、
おそらくほとぼりがさめた頃に復活するつもりなんじゃないかと思っています。

とはいえ、こちらとしてはもう本人の動向はわりとどうでもいいです。
数日後にしれっと復活したら「えっ、なんで!?」となると思いますが、
さすがにそれができる状況でもないでしょう。

それよりも今懸念しているのは、
この騒動が思っていた以上に多くの人に認知されるようになってしまったことで、
その中で少なからずピクミン界隈、特にその管理人を叩こうとする勢力が一定数いることです。
彼らの主張は概ね一貫していて、
「不正をしたことはもちろんダメだけど、そもそも不正投稿ができるシステムが悪いじゃん」
と言うんですよね。
管理人としてあらかじめ10位以上は動画必須とするシステムを構築していれば、
そもそも今回みたいな不正騒動は未然に防ぐことができたわけで、
それを予見できなかったのが悪いという言い分ですね。
これは結果論としては正しく見えるので、
経緯を知らない人はそういう結論に至るのかなとは思います。
3.11で例えれば、
「津波が来ることは予見できていたのだから東電が防波堤を作らなかったのは悪い」
と言われれば正しいような気がしますが、果たしてそうでしょうか。
つまり、人の行為は未来まで責任を負わなければならないものなのでしょうか。

3.11だと話が大きすぎるので、別の例え方をします。
自分は以前、個人ブログは「家」、商業サイトは「店」になぞらえて個人ブログの良さを書きました。
この文脈で言えば自分から見た認識ではピクチャレ大会は「家」です。
自分が全額自己負担で別荘を建て、「ピクミン好きな人は誰でも入っていいよ~」
といろんな人に開放したわけです。
利用してくれる人がたまたまマナーが良かったので、別荘は最小限のメンテナンスで済みました。
ところが今回の彼は、そこに突然現れて落書きをはじめたわけです。
そこで「誰でも入れるようにした管理人が悪い!」と糾弾するのは、どこか違和感があります。

つまり彼らは、ピクチャレ大会をどちらかというと「店」であると認識しているのでしょう。
小売店なら、商品を預かっている以上セキュリティをしっかりする責務はあるというのは当然です。
閉店後も鍵を閉めていなかったのに、「泥棒を許すな!」と店側が声高に主張しても、
それはちょっと説得力がありません。
お店が守るべき責務を守っていないのですから。
確かにランキングは界隈の共有財産であるという見方は分かります。
だから、界隈内から「私たちの財産のためにセキュリティをしっかりしてくれ」
と言われれば確かにそうだ、と思う。
でも、まったくの部外者に後ろ指を指されるのはなんだか違うように思います。

ここでさらに難しいのは、ピクチャレ大会はランキングサイトであるということです。
つまり、ランキングとしての体裁を良くするためには
なるべく多くの人に参加してもらわないといけない。
自分が「誰でも入れる別荘」を目指したのはもちろん理由があって、間口を広くするためです。
セキュリティをしっかりする(証拠動画を強く求めるようにする)と、
「参加したくても参加できない」という人が相当数でてきてしまいます。

「そもそも不正投稿ができるシステムが悪い」が結果論だとして、
「セキュリティを高めれば不正者は出なかった」というような「たられば」が許されるのなら、
だったらこっちも「もし証拠動画必須にしていたらピクチャレ大会は今頃存続していなかった」
と反論するしかありません。少なくとも利用者は4分の1程度に減っていたでしょう。
利用者激減の状態で自分が管理モチベを保てていたとは思えません。
ピクチャレ大会が存続できたのは、
少なからず界隈としてのデファクトスタンダードとして受け入れられたという背景があるからこそで、
それは動画環境を持たない多勢によって支えられてきた部分も多分にあります。
そういった録画環境を持たない人も仲間はずれにしなかったからこそ、
コミュニティが分断されることもなく8年以上継続しているという背景もあります。

というわけなので、「そもそも不正投稿ができるシステムが悪いじゃん」
という声に対して管理人から何か言うとしたら、
結果論としてはあなた方の主張は正しいですが、
それでも私はあなた方の主張よりも実際に活動してくれる人たちに居場所を与えることを選びます、
と言うしかありません。
申し訳ないですが自分には不正をあらかじめ予見してセキュリティを高めるような余力はありません。
利用規約にも書いた通り、これは仕事としての運営ではなく、
あくまで個人としての自己満足の範疇としての活動だからです。
それ以上を求める人がいるとしたら、「あなたの期待には応えられません」としか言えません。
少なくとも自分は部外者の期待に応えるためにあのサイトを管理しているわけではないのです。
お金をもらって運営しているなら話は違ってきますが、
むしろ1日100円というコストを自己負担してまで運営しているわけで。

まぁなんというか、ネットに住んでいると一定数いますよね、
こちらのことを勝手に期待して、勝手に幻滅して、勝手に叩いている人たち。
彼らはなにかと公式アカウントを糾弾したり、インフラを批判していることが多いです。
課題の分離ができず、他人のことを自分のことかのように誤認しているんでしょうね、きっと。

もちろん、管理人として今回の件を経て何もしないという選択はありません。
一度害虫が入ったことでもう「誰でも入れる別荘」では存続できなくなってしまったのは確かなので、
害虫が入ってこれないようにリフォームする必要があります。
しかしそれでも、今まで入ってきていた健全な人全員が入ってこれるようにはする必要があり、
その矛盾をどう克服していくかはピクチャレ大会が存続するかぎり永遠の課題になりそう。

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