#6050

先送り症候群


空想

抑うつ症状を脱出し、ネガティブな反芻に時間を奪われるようなことがなくなった今、
第二の壁にして人生最大の壁だと思っているものが目の前にあります。
それは「先送り症候群」です。

このブログで言うところの「」は、ほぼほぼこれに収束するものと思います。
思い返してみれば、受験勉強、卒業論文、交友関係、恋愛関係、自己実現……等々、
理想を掲げたことに対して、過去の自分はこれでもかというくらい動けませんでした。
あるときの自分はそんな自分を強く断罪し(#3004『続・何かを失った話』2012年05月07日)、
またあるときはこれは「一番大切なものを神聖視しすぎるためだ」と分析しました
#3900『タコウインナーの話』2014年10月07日)。

どちらも共通しているのは「いま」を尊重できない辛さ。
卒業論文を書けない苦しみは、借金のようなものでした。
一日ごとに最終締め切りが近付いて、利子が増えていく。
昨日の分も頑張らなければならない。
けれど一日分さえも頑張ことは難しいのに、二日分頑張ることは限りなく無理なわけです。
客観的に見れば、それはただただサボっているに過ぎないのだけれど、
「昨日」を背負っていた当時の自分の苦しみというのは、
おそらく卒論の苦しみを知らない人からしてみれば想像を絶するものだったと思います。
なにしろ2010年当時から思い悩み始めたそれこそが自分の抑うつ症状の始まりで、
解決に9年かかっているわけですからね。
同じく解決に7年かかったブログの後日投稿問題も似たような苦しみでした。
また、多くの人は受験勉強という形でこの苦しみと向き合っているのではないかと思います。
自分は結局その苦しみと向き合いきれず、受験は失敗しました。
このことは今でも後悔しています。

明日できることは今日できない。締め切り間際にならないと行動できない。
そんな「先送り症候群」は学生時代に何度も壁になって立ち塞がりました。
社会人になると、少なくとも前職時代は締め切りを口酸っぱく言われる環境にあったので、
先送り症候群がまだ残っていても、締め切りに依存することで乗り切ることができていました。
ところが趣味についてはそのかぎりではありません。
趣味のことで他人からああしろ、こうしろと言われることは稀です。

結局、この「先送り症候群」があるおかげで自分は、
自分で締め切りを設定して、それに従って行動して、タスクを消化していく……
という当たり前のプロセスを踏むことができませんでした。
そうなると、習慣を作ることができません。
習慣を作ることができないので、自己研鑽ができません。自己実現もできません。
要は、子ども時代のような人生が大人時代にも永遠に続くことになるわけです。
その日暮らしの、短絡的な人生。
まるで毎回レベル1からスタートするローグライクゲームのようです。
それでも楽しいと思える日があるうちは幸せなのかもしれませんが、いつか限界は来ます。
自分にとってその限界を最初に自覚したのが、二十代後半に入ったときでした。

従来の自分はとにかく理想との乖離がひどすぎて、実現も何もあったものではありませんでした。
そこから何年もかけてようやく理想を現実に近いところにおろすようになっていって、
いくばくかは実現しやすいようになったように思うのですが、
それでもしかし行動できないことはまだまだ多々あります。
特に、何月何日までにこれをやる、というタスクを、余裕を持ってこなすことができない。
このタスク量なら1ヶ月後だな、と思って設定しても、1ヶ月後まで本当に何もできない。
その結果どうなるか。
1ヶ月後にあわてふためいて大急ぎで作業をするか、諦めるかのどちらかになります。
ほとんど大抵後者になりますが、他人が絡むようなタスクでは前者にならざるをえません。
どちらも、自分にとっては良いことはありません。

そんな繰り返しだから、自分は大がかりなタスクは設定できなくなりました。
2015年くらいまではまだそういうこともできていたかもしれない。
ブログをここに移転できたのもその成果のひとつです。
でも、近年本当にこれができなくなった。抑うつ症状が酷くなって以降が特にそうです。
抑うつが直ってもこれだけはまだ改善していません。
それは結局抑うつ症状が直っていないということなのではないかとも考えられますが、
とにかくこれをなんとかしないと、自分は永遠にその日暮らしから脱出することができません。
「子どもでもできるようなこと」に一生甘んじていかなければならないわけです。
でも一方、身体はあらゆるものに飽きていく。もっとレベルの高いものがほしくなる。
結果としてどんどん欲求不満が溜まっていくことになります。
それを避けるためにも、ここで行動力はなんとか改善しておきたい。
これはある意味2020年代の目標とも言えるかもしれません。あと九年半でなんとか解決したい。

現実的な理想をいかに計画的に現実にすることができるか。
「先送り症候群」を克服することは、
今のところ直感では「精神的自立」に関わってくる問題だと思っています。
逆に言えば、先送り症候群に囚われている間はどこかで自分は他者や環境に依存している。
人の行動には理由があるとするならば、「行動しない」という行動にも理由があるはずです。
そこを突き止めて、少しでも習慣から自分を改革していきたい。
そのターゲットとするものこそが「先送り症候群」というわけです。

たぶん、これからの人生を楽しいものにできるか、
去年と同じような無味乾燥の一年を繰り返すことになるかはここが正念場だと思っています。
その壁になるのが行動力の問題であり、ひいては先送りにしてしまう問題。
これを克服しないと、どんなに思い描いた夢が明確でも実現することはあり得ません。
仕事面でも趣味面でも成功を収めることはできないと思います。
一人の人間として生きていけるようになったら、次はクズを脱却したい。
そんな感じでしょうか。

とにかく今は、この目標をクリアするために情報収集を進めていきたいところです。
そして少しずつでもいいから実践できるようになれたらいいなと。

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