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お金では買えない情報列


文化

多くの人も同じようなことをしていると思いますが、
自分も歴代携帯で撮った写真・動画は最新端末にすべて引き継いでいます。
つまり、現行のiPhone 12には初代携帯から14年間に亘って撮りためてきた写真がすべてあります。
その数9,926枚、40.3GB。7割くらいは我が家の犬猫の写真なんですが。

今度iPhone 12に移行するにあたり、これをスムーズに移行するにはどうすればいいのかと、
ついでに写真を眺めていたら、
どうも四代目携帯の動画が不自然に少ないことに気づきました。
少ないというか……ない。初代~二代目はそこそこあり、
三代目は四代目との併用だったので写真を撮るとしたら四代目になるはず。
で、当時のmicroSDを探してみたら……なんと、ありました。
バックアップも何もされずに埋もれていました。

もう2020年のいま、ガラケーを使っている人は圧倒的少数だと思うので蛇足的な話になりますが、
ガラケーでカメラを使うと、写真はroot直下の「DCIM」というフォルダに保存されています。
初代~二代目(au)は動画もそこに入っていたので問題なかったのですが、
四代目(SoftBank)は写真はDCIM、動画はPrivateフォルダ以下に入るらしく、
今まで十年以上ずっと見過ごされていました。microSDが壊れる前に無事に発掘できてよかった~。

ただしこれらの動画は「3g2」ないし「3gp」という形式のフォーマットになっており、
このままではiPhoneで再生できません(一部アプリを使えばゴリ押しでの再生は可能)。
ただし、変換すると録画日時が変換日になってしまって、タイムスタンプが失われてしまう……。
なにより、ひとつずつ変換するのは面倒くさい……。
この問題は「Xmedia Recode」「NewFileTime」「Excel」「コマンドプロンプト」で解決できました。
まずXmedia RecodeでAフォルダの中身を一括変換。BフォルダにX.264フォーマットの動画を作成。
コマンドプロンプトを起動してカレントディレクトリをAフォルダに移動。
dirコマンドで更新日時の一覧を出力してExcelに固定長データとしてペタッと貼り付け。
「NewFileTime」でBフォルダの動画を読み込み、クリップボードにエクスポートを選択。
クリップボードにTSV形式でデータが保存されるので、それをExcelに貼り付け。
これでExcelに新旧ふたつのタイムスタンプが揃うので、
新しいタイムスタンプを古いタイムスタンプで置き換えてセル範囲をコピー。
「NewFileTime」でクリップボードからインポートを選択して更新ボタンを押せば完了です。
このソフトすごいですね。「LiNAME」同様、柔軟なデータ操作ができて汎用性があります。
今後も末永く愛用していくことになりそう。

この操作で発掘した動画と、今までもバックアップとして取っておいた動画はすべて変換し、
無事にiPhoneで動画を観ることができるようになりました。
今年04月に亡くなった我が家の犬が元気にしている姿を久々に見られたのは感動ものでした。

さて、これで初代~四代目(2007~2011)は無事に全データ掘り起こすことができました。
七代目~九代目(2014~2020)はiPhoneなので、無論すべてのデータは引き継がれています。
問題となったのは、その間に挟まっている2011年03月~2014年08月までの期間。
この期間は、メイン機がAndroidでした。よってガラケーと同じくmicroSDでの管理となります。
五代目、005SHの分についてはしっかりバックアップしていたらしく、
すでにデータはDropboxに引き揚がっていました。
動画が1本だけというのが気にはなりましたが、
まあ1年だけだし大学院在籍中という当時の事情を考慮するとあり得るのかなと。

六代目、SO-04Dは005SHと違い、データがまるごと手元にありませんでした。
三代目のWS020SHも一枚も存在しませんが、これは二台持ちのサブ機だったから。
メイン機として二年間使い倒したSO-04Dで一度も写真を撮っていないことはありえません。
ということで、あらゆる方法で探索しました。
活躍したのは、超高速検索ソフト「Everything」。
PC内のあらゆるところに散らばっているバックアップフォルダの中身もこれで簡単に解析できました。
もうこれ、Windows標準でいいんじゃないかな。純正のファイル検索は重すぎて使い物にならないし。

すると、Dropboxの深い深いところに、「写真置き場避難所」なるフォルダに一部の写真を発見。
タイムスタンプは上書きされてしまっていますが、どうやらSO-04Dで撮った写真です。
しかしこれはフォルダ名と内容から察するに、
どうやらファイルサイズの大きな写真や動画のみを抽出しただけらしい……。
連番も欠けているので、残りがあるはず。
しかし、Everythingでどんなに探しても残りは見つからない。
所持しているmicroSDは片っ端から挿してもSO-04Dに使っていたデータは見当たらない。

当時はまだデスクトップPCを持っていなかったので、
もしかしたらノートPCに残っているかもと思い、初代ノートPCを引っ張り出してみるも、
当然ながらデータは全部きれいに移行しているので見つかりません。
それなら、2015年夏に破損したHDDに入っていたのではないかと思い、
「Diskinfo」というデータ解析ツールで破損する28日前に取っておいたログを見てみたのですが、
SO-04DのmicroSDカードの中身らしきフォルダはあるのに、肝心の写真が存在しない。

ということで、現状手元でできる方策は尽きました。
あとは、引っ越しの際に持ってきたダンボールのどこかにまだmicroSDがあることを祈って探すか、
誤って消した可能性に賭けてお金を出してデータ復元ソフトを購入するか……。

意図的にデータを消したということは絶対にありえません。
なぜなら、写真というのはプライスレス、文字通りお金では買えない財産だからです。
通り過ぎたら二度とやってこない「過去」を切り取るようなものです。
それは不可逆であり、取り返しはつきません。
ただ、2014年当時の自分はそういう意識がまだちゃんと芽生えていなかったのかもしれません。
タイムマシンがあったら警告しに行きたいくらいです
(あと、せっかくだからもっと写真を撮っておけとも言いたい)。

まぁ、昔のガラケーやスマホはカメラもすぐに起動しなかったし、シャッター音はうるさかったし、
そもそも画質があまり良くなかったということもあって、
カメラをそこまで重視しなかった過去の自分の姿勢もわからなくもありません。
自分が写真撮影を「楽しい」と思えるようになったのは、現行機のiPhone 7Plusが初めてですからね。
純正写真ライブラリアプリが抜群に使いやすくなったのと、当然ながら画質の向上、
そして何よりもAppleが「Live Photo」をリリースしてくれたことが大きいです。
これにより、写真をもっと大切に扱いたいという気持ちが芽生えてきたのかもしれません。
iPhone 12ではProRAWという新規格が登場するので、写真好きが加速することは間違いないです。

何にしろ、写真ライブラリに「失われた2年」を作るのは嫌なので、
microSDを探すにせよ、復元ソフトを買うにせよ、もう少し粘っていきたいと思います。
そしていまあるデータも、十重二十重に守っていく仕組みをいち早く作るべきだと感じました。

今日は03時就寝12時起床、上記の作業をしてから立川へ書店に行ったのですが、
結局買わずじまいで帰宅、帰宅後疲れがどっと出たので17時から21時まで仮眠。
午後まで寝ておいてなおも昼寝してしまうこの状況はどうにかならないものなのか……。

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