#6312

一枚板選び再び


デジモノ

02時半就寝07時15分起床。
実家帰省の関係で昨夜は寝るのが遅くなってしまい、朝が修羅場でした。
あとついでに帰宅後は即ぶっ倒れてしまった関係でブログ投稿が遅れました。すみません。

ところで実家帰省中に調べものをしていたのがきっかけで、
ここ数日あるものが欲しくて仕方ない状況が続いています。
あるものというのは、iPadです。
厳密にいうとiPadシリーズの中でも最上位モデルである「 Pro」です。
そもそものきっかけはGoogleアプリのDiscoverにiPad関連の記事が表示されたことでしたが、
それとは関係なく前々から欲しくてウィッシュリストに入っていました。

11インチと12.9インチ、どちらがベストなのかという選択はさておくとして、
自分にとってはiPadの最大のライバルはSurfaceであり、
買うとしたら現行のSurface Goの後継としての位置づけになると思います。
つまり、サブPCとして役割を全うできるかどうかというのが最大の争点となります。

WindowsとiPadOS、本来パソコンとしての運用なら比べるべくもありません。
もともとラップトップPCとしての運用が想定されているWindowsの方が圧倒的に有利です。
しかし昨今iPadOS、つまりiPadシリーズはラップトップ市場に猛追しており、
その利便性はここ数年で急速にパソコンに近い感触に変化してきました。
最新のiPadではついにマウスカーソルにも対応しています。これが非常に大きい。
今後もiPadOSはラップトップ市場に食い込むべく進化を続けるものと思われます。

しかしそれでもまだiPadOSはパソコンとしては完全ではありません。
そこで、自分のサブPCに求める機能をiPadで実現できるか軽く調べてみました。
とはいっても、自分はサブPCはそんなにバリバリ活用しているわけではなく、
ここ一年のカフェでの作業を思い返してみると、
8割は執筆作業、1割ブラウジング、1割がコーディングといったところです。

まず執筆作業に関してはほぼほぼ問題ないでしょう。
クラウドメモはEvernoteで事足ります。高速メモ環境もDraftsがあるし。
IMEがちょっと不安といえば不安ですが、ふだんiPhoneで使っているATOKも使えるはず。
ブログ管理もブラウザベースで完結するし、ここら辺は特に問題ないように思います。
ブラウジングはデフォルト設定できるようになったFirefoxがどの程度使えるかは不透明ですが、
まあいままでタブ同期ができなくてもほとんど支障なかったし、
iPadOSはメモリ管理も優れているのでSurface Goのように数個タブを開くだけでカクカク、
なんていうことにはならないでしょう。

問題はコーディングです。
外出先でプログラミングをしたいというニーズはこれまででもあったし、
ノマドワークが中心になってきている昨今、むしろ今後は使用頻度が高まることも考えられます。
特に問題になるのが、仮想サーバーを立てられるかどうか。
これはさすがに厳しいかなーと思っていたら、
「codeanywhere」というクラウドサービスが存在するみたいで、
これによってDockerみたいに仮想コンテナをクラウド上に設置してそこで開発できるみたいです。
ただしこれは有料。Windowsでは当然無料でできる範囲なので、ここはちょっと考えものですね。
とはいえ、とりあえずサブスク登録さえすれば実現は可能みたいです。

買い切りの範囲では「Code Editor」「Textatic」などのアプリが存在し、
PHPのサーバーが立てられるかは微妙なところですが、コーディングそのものはできます。
なので早い話練習用サーバーを自前で用意すればこれでもいけなくはないと。
というわけで、総括するとまあコーディングもできなくはないかなといった感じです。
一番良いのはiPad版VSCodeと仮想サーバーアプリがリリースされることですが、
それはわがままというものか。

というわけで、従来の用途ではほとんど問題なさそうではあります。
加えてiPad特有の利点もかなりあります。
まず、iOSアプリ資源を再利用できること。
自分はスマホに関しては2010年からiOSメインでずっとやってきているので、
その中に多く存在するユニバーサル対応アプリはiPadでも追加課金なしで使うことができます。
あとは先日リリースされた『Magic: the Gathering Arena』のような、
iPad向けのゲームやアプリも試すことができます。
それからOSの稼働が安定している。これもなかなか大きな利点ですね。
Windowsは頻繁にアップデートがあり強制再起動されたりするので本当に辟易していますが、
iPadOSでは少なくとも強制ではないので作業を邪魔されることがありません。
リソース管理効率もいいので体感スペックはWindowsの同等スペックよりも二回りは上です
(2018年発売のSurface Goよりも2013年発売同価格のiPad Airの方が上回っていると思うほど)。
また、Windowsはスリープ中もバッテリーをモリモリ食うので都度シャットダウンしていますが、
iPadならiPhoneと同じようにボタンひとつでスリープし、
バッテリー残量をキープすることができます。電源管理のわずらわしさがありません。

利点はまだあります。電子書籍(特に漫画)を読むのに適しているのもiPadの利点。
Surface Goにもスタンドアロンの電子書籍アプリは存在しますが、
Windowsはパソコンとしての用途に特化していてタブレットとしてはほぼゴミ同然なので、
起動してアプリを開くまでの手間もかかるし、アプリはカクカクだし、
タッチ操作も思うようにいかないことが多いです。
その点、iPadは本来タブレットなのでキーボードがないシーンでも難なく使えます。
ちょっとした隙間時間に電子書籍を読むような用途にも使えるのは心強いです。
同様に、Netflix、Youtubeなどの動画コンテンツの視聴にも適していますね。
あと、バーチャルキーボードも使いやすいので、
その気になれば物理キーボードがないシーンでもタイピングできるのは地味に大きな利点です。

それから手書きメモ用途にも使えるという点。
iPad Proはプロのイラストレーターが液晶タブレットとして使うくらいアナログ入力が優れていて、
アプリ資源の使い方次第で紙のメモ帳さながらの運用をすることも可能です。
別にWindowsの悪口ばかり書くつもりはなかったのですが、
この点もSurface Goはかなり厳しいですね。処理が追い付かずに線がうまく描けないです。
アナログメモ用途は初代サブPC(2011年)のころから想定しつつも、
スペック不足で実現できなかった一面がありますが、iPad Proでようやくそれが実現できるかも。
ちなみにデザインアプリの代表格である『illustrator』はiPad版が存在します。
その気になれば本格的なデザインもiPad一枚で制作できちゃうんですよね。
まぁ自分はそこまで活用できるウデは持ち合わせていませんが。

利点ばかり挙げるのは不公平なのでiPadならではのデメリットも挙げていきます。
まずはやはりアプリの制約によってできることが狭まる点。
Windowsであれば当然同じWindowsのメインPCでできることはほぼなんでもできる一方、
iPadは用途に特化したアプリが存在しなかったらそれまでだし、
ブラウザのアドインなどの拡張性でもいまひとつ劣ります。
また、先述の仮想サーバーのように、どうしてもOSの制約から実装が難しい分野もあります。
ゲーム関係だと、Steamもいまだに対応していませんね(Steam Linkでリモートプレイは可能)。

あとはMicrosoft製アプリの利便性に劣る点。
Excel、Word、PowerPointなどのOfficeシリーズはiPadにも存在しますが、
マクロが使えないなどの制約がどうしてもあります。
なのでこういったアプリを使う事務系作業をするにはメインに据えにくい難しさがあります。
まぁ、これらのデメリットはリモートデスクトップで無理やり解決できなくもないのですが。
あと、これはほとんどの人は関係ないですが、
同じApple製品のライバルとしてMacbookを想定したときの比較点として、
Swiftが使えない、MacOSアプリが使えない、ターミナルが使えないといった制約もあります。
つまり、Apple製品ではあるけれどMacと違ってiOSアプリ開発はできない。

それから、これはよく言われることですが物理的な拡張性の制約はどうしてもあります。
WindowsはmicroSDXCスロットがあるので記憶領域を拡張できますが、
iPadはそういったスロットを一切持たないので空き容量が無くなったら詰みます
(ただし最近のiPadはUSB-C搭載で、外部拡張の利便性はやや向上している)。
それに関連して外部接続のハードにも制約があり、
たとえばキャプチャーボードなどは扱うことはできません。
まぁ、外出先でゲームの録画なんていうのはめったにないことではあるし、
その場合は単独で録画できるキャプチャーボードを用意すればいいだけの話ではありますが、
少なくともiPad一枚でコンシューマーゲームの配信はできないということです。

個人的にはカメラやLiDARスキャナは重くて大きいiPadには不要だと思うのですが、
そういった機能も付けられていて値段が上がっているのもデメリットと言えるかもしれません。
最上位モデル同士だとSurface Pro 7の方がはるかに高いんですけどね。
12.9インチ第四世代iPad Pro(128GB~1TB)が11~17万円であるのに対して、
Surface 7 Pro(Core i7、256GB~1TB)は18~26万円となっています。

総合的に見れば、現状のノマドワーク用途としては十分実用に耐えうるかなと思います。
デメリットに挙げたできないこと各種も、
ここ一年で必要性を感じたものは皆無なので妥協できるところではあるかなと。
そもそも執筆作業がメインなので、わざわざ最上位モデルを選ぶ必要性も薄いのかもしれない。
あとはiPadに特有の利点に何円分の価値を見出すかですね。
電子書籍リーダーなどタブレットアプリとしての利便性、OSの安定性、手書きメモの可能性……。
Surface Goを買ったときですら「ノマドワークのためだけに7万円は高い」
と書いており、これら付加価値にプラス10万円の価値を見出すのはちょっと厳しい気が。
ただ、Apple製品は製品寿命が非常に長いので、
価格を想定使用年数で割った場合の時間対費用は決して高くはないと思います。

なので、低スペックPCのSurface Goの後継機としてiPad Proを買うのもアリだけど、
最上位モデルを買う必要性は薄いというのが今のところの結論になるでしょうか。
とはいえ、どのモデルを買うべきかは使う容量次第でもあるんですけどね。
音楽ライブラリと写真ライブラリとDropboxで200GB、アプリで100GBは使うことを想定すると、
やっぱり少なくとも512GBということになりますかね……。音楽を入れる必要性はさておき。
でも512GBまで買うならもう2万円出して1TBを買っちゃってもいい気がする。うーん、迷う。

11インチか12.9インチかという選択も相当迷うところです。
たぶん11インチのサイズ感がSurface Goと同じくらいです。
いままでもモバイルサブディスプレイの購入を検討したことがあるくらいなので、
サブPCとしての用途を考えれば画面が大きいに越したことはないし、
別に電車の中などで使うものでもないので逆に小さい画面を選ぶ必要性は薄い気がします。
しかしそれで携帯性を犠牲にして、
バッグに入らないなんていうことになったら本末転倒なんですよね。
12.9インチというのがどれほどの大きさなのかは、実物を見てみる必要がありそう。
各サイズのキーボードもキーピッチが違うはずなので、その辺の使用感は確かめたいですね。
キーピッチは1mm違うだけで驚くほど打ちづらくなるので……。
あとは縦画面のバーチャルキーボードが実用に耐えられるかどうかとかですね。
これは9インチのiPad Airはだいぶツラかった記憶があるけどどうなんだろう。
そういった諸々の文字入力環境も考慮すると12.9インチの方がやっぱり有望なのかな。

購入タイミングや購入する世代も迷いどころ。
今年発表するモデルは来月発表・発売されると言われており、
大きな変更点としてはディスプレイが従来型のバックライトではなくミニLEDになるのと、
チップセットが一気に二世代進化してスペックがめちゃくちゃ上がるとのうわさです。
ディスプレイの進化は歓迎するところですが、値段が高くなると困るかも。
購入タイミングは、
現実的に考えて19万円のiPhoneを買ったばかりのいま買うのはさすがに厳しいので、
冬くらいまで待って、ブラックフライデーなどのセールシーズンに買うのがベターでしょうか。

本当は次の大きな買い物はメインPCの買い替えを想定していたのですが、
昨今は仮想通貨マイニングの影響でグラボがめちゃくちゃ高騰していて時期が悪すぎるので、
メインPCを買うはずだった今冬にサブPCとしてのiPadを買うというのはアリだと思っています。
そして来年か再来年、グラボ価格や自分の経済事情も落ち着いたころに、
改めてハイエンドなメインPCを購入するという計画です。
これは、サブPCがすでにスペック不足で各種作業に支障をきたしているのに対して、
メインPCは八年目に突入してなお支障は出ていないことからも理にかなっていると思います。
ただ一点、HDDの故障リスクを考えるとメインPCの長期運用はちょっと怖いところはありますが。

というわけで長々と考察してきましたが、とりあえずiPadほしい。その一言に尽きます。
こうして考えると26万円出してSurfaceの上位モデルを買う必要性は薄いかな。
そうなると現行のサブPCが限界を迎えたところで必然的にiPadを買う流れになりそう。
ここまで急激にiPadがほしくなったのは、マウス対応がやっぱり大きいですね。
Surfaceを買う前にiPadがマウス対応していたらSurfaceは買わなかったと思います。
むろん、Surfaceはこの二年、研修にノマドに大活躍しているので後悔はないですけどね。

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