#6488

フロントエンドの入口


web制作

急な話ですが、公的資格の「色彩検定」を一番下の級から受けてみようかなと思っています。
色彩検定というのはその名の通り色彩学の実力を測るための検定で、
色に関する基本知識や色同士の相関性、色がもたらす影響などを包括的に学びます。
合格すると「色彩コーディネーター」として認められます。
文部科学省が後援する準国家資格的な立ち位置になっていて、
もともとはファッション系の資格ということもあり、ファッションデザイナーや美容師など、
美容・服飾系の仕事をする人が主に取る資格です。

「え、なにレディースファッションに目覚めたの?」とドン引かないでください。
もちろん自分の仕事にも関係があって、webデザインにおいても色は重要な要素になっています。
サイトを作る際、CSS(カスケーディングスタイルシート)で色を定義することはよくありますが、
どういう色の組み合わせが妥当なのか、というのはいままで考えてきませんでした。
そういうのはセンスの問題だと思っていました。
しかし色彩学という学問が存在するように、実際にはセンスではなく知識の問題のようです。
つまり、先天的なものではなく学んで身に付けられるということ。

実は最近、例のプログレッシブwebアプリをきっかけに
特設サイトのファビコンをいい加減に作らないといけないと思い、デザインに興味が移っています。
そして改めて考えてみると、webクリエイターとしての自分はフロント技術にあまりにも弱いなと。
web制作は主にフロントエンドとバックエンドに部署が分かれます。
フロントエンドエンジニアはHTML、CSS、javascript、Illustrator、Photoshopなどを駆使して
サイトの「見た目」を作り上げる職業で、その華やかなイメージの通り比較的女子が多いです。
バックエンドエンジニアはPHP、Ruby、Pythonなどのプログラミング言語をコーディングして、
顧客の要望通りにサーバーの情報を加工してユーザーに橋渡しする「裏方」の役目を担います。
一般的にwebエンジニアというとこっちを指すことが多いような気がします。
お客さんとのコミュニケーション能力が不可欠という事情もあるので、
一般に「プログラマー」でイメージするほど陰キャ男子は多くないです。少なくともうちの会社は。
まぁ、たまに知識を武器と勘違いしちゃったイキりマウントおじさんはいますが……。

自分は2003年からwebサイトを持ち始め(当時はブログサービスのみでしたが)、
2014年までは主にフロントエンドエンジニアとしていろいろなサイトを作ってきました。
その後、2015年にピクチャレ大会をきっかけにバックエンドの面白さに目覚め、
そのまま滑り込むようにバックエンドエンジニアとして新しい会社に転職しました。
つまり、自分のフロントエンド技術は2014年で止まっているわけです。

webサイトはフロントエンドとバックエンド、どちらかの技術だけあっても完成しません。
見た目と機能がそれぞれしっかりと噛み合って始めて1枚のwebサイトとして表示されます。
つまり、webサイトを独力で作ろうと思ったら一人二役、両方の技術が必要ということになります。
それができる人のことをフルスタックエンジニアといい、
趣味で一人でサイトを運営している自分は本来これに該当します。
自分はクソザコの部類ですが、フルスタックのガチ勢はフリーランスでがっぽり儲けているそうです。
一人で複数人分の仕事を兼任できるので、その分必然的に報酬も多くなるわけですね。

自分は別にフルスタックガチ勢になろうとは思いませんが、
今後も趣味としてのサイト運営を継続していくのであれば、
バックエンド技術を磨けば磨くほど、フロントエンド技術がネックになってくることは確かです。
機能性が優れているのに、見た目がへんちくりんだったら台無しですよね。
なので、どこかでフロントエンドと向き合わなければならない日は来ると思っていました。
それが、プログレッシブwebアプリ(PWA)という形で大きな課題として直面しつつあります。
PWAはwebサイトがスタンドアロンのスマホアプリとして振る舞うための技術ですが、
スマホアプリなので必ず「アイコン」が必要になってきます。つまり、デザインの技術が必要です。
それ関係の技術は自分は手元に何も持ち合わせていません。
IllustratorもCS6で止まっているし、お絵描きの習慣も2010年を最後に途絶えています。
アイコンを作った経験なんて2003年の『どうぶつの森e+』以来ご無沙汰かも。
あまりにも自分のレベルが低いので、正直お手上げの状態です。
自分にとってフロントエンドの世界は、まるで目の前を覆う高い山のようです。

そこで、それでもなお着手するとしたらどこから切り崩すのがベターなのかを考えました。
HTMLはまあ問題ないとして、CSSも適宜リファレンスを見ていけば問題ない気がする。
Illustratorは使いこなしたいけれど、ちょっとハードルが高い。
具体的なデザインの前にクリアしやすい課題は無いものかと考えたときに行き着いたのが、
冒頭にも書いた「色彩学」でした。

色はアイコンに限らず文字やブロック、背景色などwebサイト全体で必須となる要素です。
適切な色の組み合わせを知ることはサイトの雰囲気を左右するCSSデザインにも強く影響し、
当然アイコン制作などのデザインにも関わってくる技術です。つまり汎用性がある。
色そのものなら、お絵描きと違ってそこまで根気も要らないだろうし、
公的資格という手近な目標もある。いまの自分には良いフロントエンドの入口なのかなと思いました。

ついでに、基本情報を来春に先送りした言い訳も立ちます。
うちの会社は資格を取ると奨励金が出るのですが、それは難易度にかかわらず一律となっています。
勉強に100~200時間は必要と言われている基本情報も、
2週間勉強すれば十分と言われている色彩検定も同じ報奨金なのです。
それなら簡単な方から取るのが合理的……というかあえて難しい資格を選ぶ理由がないという。
社長には直に基本情報頑張って取ってねと言われているのですが、
いろいろあって色彩検定を取りましたと言った方が何もしないよりはまだカドが立たないかなと。

そういうわけで、いろいろな方面から取るメリットを見出せる色彩検定。
ただ懸念材料もあります。
まず、公式テキストが電子版に対応していないこと。
そればかりか、主な非公式テキストもことごとく電子版が出版されていない……。
1冊だけ出版されているのですが、Amazonのレビューがちょっと思わしくないという。
せっかく勉強するならカフェや図書館での紙の本を使った勉強と、
電車内などでの電子版を使った勉強を並行したいと思っていただけに、
このラインナップの貧相さはちょっと残念です。
まぁでも、電車内でパラパラ読むだけなら1冊あれば十分か……。
色彩学ってがっつり暗記系っぽい雰囲気がするので、少なくとも1冊は電子版を確保したいですね。

あとは勉強時間を確保できるかという問題。
難関資格でもなんでもないので、そこまで心配しなくてもいいとは思いますが、
現在の自分が確保できるのはせいぜい平日3時間+休日6時間=週9時間程度。
これ以上は緊急事態宣言による閉店時間やピクチャレ大会の開発時間の問題があって難しいです。
また9時間というのはあくまで最大値で、実際にはやる気によって落ちます。
少なく見積もって6時間くらいと考えておいた方が無難でしょうか。
果たしてそれで合格できるのかという。

これについては2点ほど、不確定ながら突破口があります。
ひとつは10月以降の緊急事態宣言解除による、カフェ営業時間の平常化。
これが実現すれば、もはや何ヶ月ぶりか分かりませんが久々に20時以降も勉強できるようになります。
仮に22時までの営業とすれば、平日の勉強時間は9時間確保できることになります。

もうひとつは、業務中に堂々と資格の勉強をするという選択肢です。
いまの現場は10月末までという契約になっているのですが、
先日お客さん都合で延長の相談がありました。
一度は延長しないということを双方合意しているにも関わらず延長してほしいと言われたため、
営業部から「向こうの事情を汲む必要はない。君の自由に決めていいよ」と言われました。
なので、そもそもいまの現場は業務量が少なすぎることを退場したい理由に挙げていたので、
だったら業務に支障を来さない範囲で勉強とかしてもいいなら延長してもいいよ、
と条件付きで延長を承諾する方向で交渉してもらうことにしました。
普通の仕事場ではあり得ないですが、いまの現場はやや特殊な事情があるので通るかもしれません。
もし交渉が通ったら平日の勉強時間はめちゃくちゃ増えます。
逆に時間的余裕ができて勉強しなくなるかもしれませんが……。

いずれも自分のチカラではどうにもならないですが、
いちおう現状より勉強時間を大幅に増やせる可能性はあるということです。
これらが2つともコケて週最大9時間のままとなるとちょっと厳しい気がしますが、
どうにもならないので勉強しながら状況を見守るしかありません。

とりあえず、もう少し調べて資格のレベル感を見極めて受験するかどうかを決めたいと思います。
資格の勉強そのものが久々すぎてモチベーションが保てるのかという不安もありますが、
趣味や仕事との関連性を考えると有意義な資格だとは思っているので、前向きに考えたいところ。

今日は01時就寝07時40分起床。
昨夜は「蒸気でアイマスク」をつけて寝ようとしましたが、
つけたまま寝落ちとはならず、寝る前に冷めてしまったので外していつも通りに寝ました。
でも眼精疲労は一晩でかなり改善したので、もう少し続けていこうと思います。

コメントを残す