#6753

モラルの壁


文化

6/13

侮辱罪厳罰化を盛り込んだ改正刑法が施行されて少し話題になっているようです。
さっきテレビで解説していたのですが、
ここでいう侮辱とは「相手を特定できる形かどうか」が判断の分かれ目になっているそうです。
不特定多数に対する誹謗中傷は、たとえひどい言葉が含まれていても罪にはならないと。
まあ、安易にそう考えるのは危険ではありますが、
個人的には2020年秋に問題になったピクミン3トップランカーの中傷事件で、
自分は相手を特定した形では書いていなかったと思うので、上記の解説が正しいならセーフかと。
また相手も勝手に自分のことを言われたと思い込んでこちらを攻撃してきたわけですが、
その攻撃も名指しではなかった(三人称をうまく使っていた)と思うのでこれもセーフかと。
当時は随分嫌な気持ちになりましたが、
結局あれはお互いに罪に問われるようなレベルではなかったということです。

でも、表面上は不特定を対象にしつつ相手に「自分のことを言われている」と思わせるのは簡単で、
そうやって巧みに言葉を選んで相手を中傷した場合はどうなるんでしょうね?
相手に対して誹謗中傷する意思があったかどうかが焦点になるのだろうか。
でも「意志がある」なんていうのは証明のしようがないので、
裁判官などの第三者が意志があったかどうかを判断して、その結果で裁かれてしまうんでしょうか。
あと侮辱ってどこからが侮辱でどこまではセーフなんだろうか。
まったくの事実無根で中傷されたのを侮辱と捉えるのはまあまあ正当性があるとしても、
事実を言っただけで訴えられる可能性があるならたまったものではありません。
その辺の線引きもしっかり把握しておかないと、今後訴えられかねないので気をつけないと。
何が正当な「批判」でどこからが「中傷」になるのかとかね。
自分は基本的に罵倒語(バカ、アホ、死ね等)が入っていることが中傷の条件だと思っていて、
他人の欠点、反省点などを取り上げることは正当な「批判」と考えています(いまのところ)。
もし相手の悪いところを指摘することだけでアウトなら悪い人ほど侮辱罪を盾にできるわけで、
いよいよネット社会は反社会勢力が闊歩するアンダーグラウンドな空間になってしまいます。
それもおかしいので、厳罰化が一概に良いとも言えないのではないかと。
臭いものに蓋をする前に原因を取り除くべきだと思うのですが、
今更全国民のネットモラルを向上させることは不可能だし、規制強化される一方でしょうね。
こんな法改正より電話番号との紐付けを必須にするのが手っ取り早い解決法だと思うけどなぁ。
実質的な匿名アカウントだから無責任なことも言えるわけで。
そもそも著名人と匿名アカウントが同じ土俵でコミュニケーションできるのがおかしい。
その意味では自分はSNS実名強制は暴論だと思いますが理解はできるという立場です。

まあ、自分はもうTwitterはオワコンだとずっと前から思っているので、
今更あのプラットフォームが住みやすくなるとは思っていないし、期待もしていません。
むしろ害悪ユーザーがTwitterに居続けてくれれば他が住みやすくなりそうだし、
その意味ではTwitterはこのままでいてくれた方がいいのかも。
5ちゃんねるもいまは無法者の巣窟になっていますが、あれが10年後のTwitterの姿だと思います。

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