#6832

思考の不確実性


空想

アンガーマネジメントという言葉があります。
怒りの感情をコントロールする技術みたいな意味合いですね。
よく言われるのは、怒りを覚えたら最低6秒は何もせずに待ってみる。
すると怒りは収まり理性的に対処できるようになるというテクニックです。
実際に6秒で完全に怒りを収めるのは難しく、
せめて30分、できれば一晩くらいは寝かせる必要があるでしょう。

これが科学的に根拠のあるものなのかどうかは知りませんが、少なくとも言えるのは、
ヒトは自分で思っている以上に脊髄反射的に怒りを感じる生き物だということです。
理性的に考えられないと否定されるということそれ自体に敏感に反応しがちで、
実際は単なる一方的な思い込みであることも往々にしてある。
なので6秒が正解なのかはわかりませんが、すぐに対処しようとしないのはわりと大事かなと。
怒りというのは往々にしてトラブルの根源ですが、
それが後々になって後悔することが多いのは理性的に行動できていない証左だと思います。
でも、それは人間も動物である以上はある意味当たり前で、
むしろアンガーマネジメントできるというのはかなりすごいことなのではないかとも思います。

自分がここ一年くらいよく考えるのは、自分の思考はあまりアテにならないということですね。
怒りをはじめとして感情的な物事に対する考えは理性的に判断できているとは言い難いし、
一見合理的に考えた結論と思われるものも、時間が経てば180度違う答えになっていたりする。
その場その場の考えの信憑性が乏しいように思います。
とはいえ結果的に間違っていたことを考えることが無駄だとは思っていません。
そうした考えを踏み台にしてこそ、最終的にたどり着く結論に至れるわけですから。
それはそれとして現時点でベストと思われる考えが必ずしも恒久的に正しいとは限らないことは、
思考の客観視の方策として頭の隅に置いておきたいところです。
いわゆる「視野を広く持つ」というのはそういうことなんじゃないかなと思う今日この頃。

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