うどんチェーンのトップを走る丸亀製麺が
先週からテイクアウトの新定番として「シェイクうどん」をリリースしました。
スタバのフラペチーノかと見まごうほどオシャレなプラスチックケースに
うどんが1玉(店内注文でいう「並」相当)入っているそうです。
キャッチーな雰囲気のCMも打ち出して猛アピールした結果、かなり出足順調だったそうです。
ところが一昨日、長崎にある店舗でテイクアウトしたサラダうどんにカエルが入っていたそうで、
混入していた客がTwitterにアップしたことで話題になりました。
いくらなんでも生きたカエルが入っているわけがないだろうと、
当初は悪質なデマなのではないかと発信者本人を叩くような流れになっていたそうです。
ところが今日になって一転して公式が事実を認め謝罪する事態になり、
シェイクうどんのうちサラダうどんはリリース間もないのに一時販売中止となってしまいました。
まあ当然のごとく炎上するわけです。衛生管理の面から叩かれても致し方ないでしょう。
ただ、カエルが混入したのは当然丸亀製麺の店舗内ではなく、
生野菜を仕入れる前の加工工場で混入したものだそうです。
そしてその加工工場は丸亀製麺は関係ない別の会社だそうです。
それもそうですよね。うどんチェーンという性質上、丸亀製麺は生野菜を取り扱う機会は無い。
今回の新商品リリースにあたって生野菜を用意してくれる会社と新規契約する必要があるわけです。
なので本当の意味で衛生に問題がありそうなのはその加工会社の方と言えそうです。
にしても契約の中身がどうなっているのかは関係者しか知ることができませんが、
加工工場は名前も出されずにお咎めなしで丸亀製麺だけが矢面に立つのはどうなんだろう?
とちょっと思ったり思わなかったり。まあでもこの社会ってそういうものか。
マイナンバーカードも最近は不具合が出まくっていて、
ついに赤の他人の口座と紐づいてしまうような致命的な不具合も出てきました。
当然、政府・省庁は完膚なきまでに叩きのめされるわけですが、
一方で肝心のソフトウェアを開発したメーカーは世間から叩かれることはありません。
これは責任の序列がしっかりしているからそういうものだろうと思うところもありますが、
カエルの件は別にサプライチェーンの末端が偉いというわけでもないような……?
まあ、食材の世界は全然詳しくないのでおいそれと批判することはできないのですが、
個人的にはシェイクうどんを苦心して開発し企画してきた人たちが不憫でなりません。
あとカエルも。