#4977

100年前の大人に思うこと

今改めて、「あれはなんだったんだろう?」という昔の記憶を掘り起こす企画『日々の栞』、 第2回は大正時代・志賀直哉の短編小説『清兵衛と瓢箪』(1913年)です。 *  *  * 瓢箪に熱中する12歳の小学生「清兵衛」と、それを「子どものくせに」と快く思わない父親。 ある日、清兵衛は喉から手が出るほど素晴らしい瓢箪を手に入れるのですが、 喜びのあまり、学校に持ち込んでまで手入れをしているところを教師に見つかってしまい、 その瓢箪は取り上げられてしまいます。 教師は怒り、清兵衛の母親をこっぴどく叱りつけ、清兵衛は  [続きを読む]

#4975

世界を振り続けた記憶

これまでに書き逃してきたさまざまなモノを新旧問わず語る企画『ものメモ』、 第4回は1998~1999年に発売された万歩計型小型ゲーム機、 『あるくんです』『あるくんです2 そして、しあわせに…』です。 1990年代に少年少女時代を生きた人なら誰もが知っているであろう1997年の『たまごっち』ブーム。 同年くらいからじわじわとクラスがポケモンに染まっていくなか、 自分も親に初代機を買ってもらって必死にお世話していたことを覚えています。 たまごっちブームが当時の女子の間ではどんなものだったのか正確には覚えていま  [続きを読む]

#4965

夏休みの宿題に思うこと

何故僕たちは小学生時代の08月31日、あんなにも苦しまなければならなかったのか? 最近、小学校の子どもを持つ人からイマドキの夏休みの宿題事情を聞く機会があったのですが、 それによればイマドキの小学生は宿題そのものはあまり多くないんだそうです。 具体的には国数それぞれ少量のドリル、プチトマトの観察程度の自由研究があるくらいだそうで。 そして「希望者にのみ追加の学習教材を渡す」(有料) というシステムのようです。 そして保護者は、新学期に他の子より勉強が遅れることを恐れているからか、 夏季のみ開講の塾に行かせる  [続きを読む]

#4904

数と科学の宝物殿

帰りの書店で、前々から気になっていた ポール・パーソンズ『サイエンスペディア1000』(ディスカヴァー、2015年) を買いました。 これは何かというと、オビにある通りまさしく「読む科学事典」。 物理、化学、生物、地球、宇宙、医療、社会、情報といった広範にわたる科学キーワードを、 1000本に絞ってわかりやすくかいつまんで説明しようとする本です。 中学二年生が好きそうな「コペンハーゲン解釈」「反物質」「宇宙の地平線」といったものから、 日常的な科学現象であるところの「雲」「電池」あるいは「遺伝子組み換え作物  [続きを読む]

#4865

思い込みの探し方

大野裕『はじめての認知療法』(講談社現代新書、2011年)を読みました。 気持ちが沈んだとき、いかにその状態から脱出するかというのは難しい問題で、 自分はかれこれ数年、それについて悩み続けてきました。 最近のこのブログの主題といってもいいかもしれません。 そしてそれは考えれば考えるほど、一人ではどうしようもない問題のように思えてきました。 気持ちが浮き沈みすることは環境に因るもので、 基本的に環境というのは自分ではどうにもならない他者を指すものだと思ったからです。 本書で言う「認知(行動)療法」とは、そうい  [続きを読む]

#4848

活字との付き合い方

外山滋比古『乱読のセレンディピティ』(扶桑社文庫、2016年) を読みました。 いつまで経っても身につかない読書癖にやきもきしながらも、 今年は週間50ページを目標に「とりあえず読んでみる」ことを初めてみて、 今のところ意外なほど読めていると感じている今日この頃。 しかし、問題はこのペースで読んで果たして自分は教養を得ることができるのか? あるいは選んだ本に間違いはあるのだろうか? そもそもが「読書の方法」なんて学生時代にしっかりと習った記憶がないわけで、 本当に自分の読み方は妥当なのだろうか、という不安が  [続きを読む]

#4842

過去から逃げるための方策

ネガティブシンキングを避けるために最近ちょっと実践していることについてのメモ。 まずひとつめ。週間計画を立てる際、「できたらやる」「今週やらないとやばい」といった 計画に対する計画を立てる時点の評価というか正直な気持ちまでを可視化してみる。 従来方式のただ羅列するだけの計画方法は自分を追い詰めやすいということを最近体感しているので、 もう少し計画を神聖視しないようにしていきたい、 かといって計画そのものが不要というわけではないという悩みに対する回答。 今までにも「計画の重要度を無段階に分けて重要度順に並び替  [続きを読む]

#4807

教科書の外角

64万アクセスありがとうございます。 まだ60万突破してからそんなに経ってないような気がするけどなー、と感じていましたが、 調べてみると2016年05月10日だったようで、もう10ヶ月近く経っているんですね。 このまま行くと70万突破は来年後半か。 移転直後に過去最低ペースだった頃を考えると少し持ち直したような気がしますが、 Google先生に嫌われているのは相変わらずなのでもう少し対策を考える必要はありそう。 まぁ、繰り返し書いていますが そもそもこのブログは不特定多数に見られることを目的にしていないので  [続きを読む]

#4799

隔絶された仮想世界

自分たちゆとり第二世代は、義務教育期間にひたすら「ゲームは教育に良くない」と言われ続け、 自分はそれに反抗する形でずっとゲームを続けてきたうちの一人です。 そんなゲーム趣味も立ち位置が怪しくなってくると、 こういう受験シーズンになるたびに「何故自分はあんなにゲームをしていたんだろう」 と黒歴史に思いを馳せることがあるのですが、今日は改めてそれらについて考えてみようかと。 よく、ゲームは一日何時間までが妥当か、みたいな話を家庭教育の分野で耳にするし、 小中学生時代も「ゲームは一日1時間!」と、よく学年だよりな  [続きを読む]

#4795

遙か彼方の地球姉妹

NASA、7つの地球型惑星を発見。すべてに水が存在の可能性、水瓶座の方向40光年の赤色矮星TRAPPIST-1を周回 – engadget日本版 昨日のNASAの発表は、ざっくりまとめれば 「40光年離れた場所で海のある可能性のある地球型惑星が七つもある星系が見つかった」 ということだったみたいです。 今のところ地球以外に「水」の存在している惑星は見つかっておらず、 また地球がまさに水の中から生命が誕生している歴史から、 海を形成する惑星がもし見つかればそこに地球外生命が居る可能性が高い…… と  [続きを読む]