#5358

頭の善し悪しの再定義

「頭が良い」とか「頭が悪い」とかって言われるけれど、その基準はどこにあるんだろう? 「そんなのは人それぞれ」というツッコミが飛んできそうですが、 できるだけ多くの人・価値観に適用できる「頭が良い・悪い」ってないのだろうか? ちょっと気になったので、さくっと調べてみることにしました。 とりあえず辞書的な意味から考えてみましょうか。 広辞苑(第七版)には、【頭】の子項目に「頭がいい、頭が悪い」という例文が載っています。 そこでは「=思考力」という風に書かれています。 【思考力】を調べると、たんに「思考する力」と  [続きを読む]

#5338

承認欲求の満たし方

熊代亨『認められたい』(2017年、単行本・ヴィレッジブックス)を読みました。 なぜ、私はこんなにも「誰かに認めてほしい」ことに餓えているのだろう。 これをなんとかする手立てはないものなのだろうか。 という悩みを持っている人は多いと思いますが、自分もまさにその一人です。 本書は「認められたい欲求」をざっくり「承認欲求」と「所属欲求」に分類したうえで、 これらの欲求には人によって程度の差があるという仮説のもと、 その程度が低いためにいつも満たされない人のための行動指針を提示した本です。 当然「認められていない  [続きを読む]

#5213

退屈との戦い方

吉田尚記『没頭力』(太田出版、2018年) を読みました。 先週末のプチ旅行で買った2冊のうち、当日に読み始めなかった方の一冊。 文体が軽い感じだったということもあり、 また「とりあえず読んでおこう」という軽いノリだったこともあって、 夜の2時間ちょいで一気に読んでしまいました。先週から読書ラッシュが続いていて良い傾向です。 以下、簡単な解説を書きますがさすがに二週連続で詳説する時間的余裕はないのでさくっと要所だけ。 この本では、日々が「なんかつまんない」まま過ぎ去っていくことに不安を感じる人に対して、 好  [続きを読む]

#5207

習慣の作り方

スティーヴン・ガイズ『小さな習慣』(田口未和 訳、ダイヤモンド社、2017年)を読みました。 昨日のエントリーに書いていますが、 旧居訪問のために乗った電車の中でほぼ読み切ってしまった本というのがこれです。 一周ざっと読んだだけなので深い考察はできませんが、ざっと内容と感想を書き残したいと思います。 自己啓発系の本の一大テーマである「良い習慣を身につけるにはどうすればよいか」 ということに対して、本書は〈小さな習慣〉と名付けたプロセスを提唱します。 小さな習慣とは、一言で言えば「ばかばかしいくらい小さな目標  [続きを読む]

#5203

ハイスピード・パングラム

beatmania+IIDX PANGRAM MEDLEY THE “YATSUGIBAYA” (2008年、mixed by katsuode) まずは十周年、おめでとうございます。 ということで動画紹介第二弾は、第一弾で紹介した『ねがいごと』を知ったそもそものきっかけである、 BEMANI音楽のノンストップメドレー、通称「矢継早」。 文字通りBEMANI音楽を矢継ぎ早に繋ぎ、 しかも曲名の頭文字でアルファベットをすべて使った英文、 「(The) Quick Brown Fox J  [続きを読む]

#5112

一人だけど独りじゃない

ねがいごと (2011年、企画・動画制作:yama_ko、うた:ふわりP) FLASH黄金時代の雄、yama_ko(ヤマコー)による、映像作品大会「FRENZ 2011」出展作品。 中身についての野暮な解説は不要でしょう。 というか自分、これ観ると胸の奥が詰まってきて何も考えられなくなってしまうので 未だに歌詞を理解しようとしたことがなかったりします。 それくらい凄いパワーが詰まっている作品だと思います。 直情的な「うた」と、それに込められた言葉をただ純然と表現した美麗なグラフィクスの融合。 耳から入ってく  [続きを読む]

#5091

流行語大賞候補のことなど

明日流行語大賞発表ということで格好のネタが落ちているのでせっかくなので取り上げてみます。 ノミネート30単語のうち自分が見聞きしたものについて。 ◆アウフヘーベン ちょうど論理学や哲学に興味があって本を読んでいた頃にこの単語が耳に入って来て、 ちょっと調べてまとめてみようかと記事を書いたのですが難解すぎて結局ボツになりました。 アウフヘーベン〈止揚〉とはざっくり言えばお互いに矛盾する二つの命題を否定せず、 それらを統合した新しい見解を見出すこと。 ドイツの哲学者であるヘーゲルの唯物弁証論で登場する哲学用語で  [続きを読む]

#4977

100年前の大人に思うこと

今改めて、「あれはなんだったんだろう?」という昔の記憶を掘り起こす企画『日々の栞』、 第2回は大正時代・志賀直哉の短編小説『清兵衛と瓢箪』(1913年)です。 *  *  * 瓢箪に熱中する12歳の小学生「清兵衛」と、それを「子どものくせに」と快く思わない父親。 ある日、清兵衛は喉から手が出るほど素晴らしい瓢箪を手に入れるのですが、 喜びのあまり、学校に持ち込んでまで手入れをしているところを教師に見つかってしまい、 その瓢箪は取り上げられてしまいます。 教師は怒り、清兵衛の母親をこっぴどく叱りつけ、清兵衛は  [続きを読む]

#4975

世界を振り続けた記憶

これまでに書き逃してきたさまざまなモノを新旧問わず語る企画『ものメモ』、 第4回は1998~1999年に発売された万歩計型小型ゲーム機、 『あるくんです』『あるくんです2 そして、しあわせに…』です。 1990年代に少年少女時代を生きた人なら誰もが知っているであろう1997年の『たまごっち』ブーム。 同年くらいからじわじわとクラスがポケモンに染まっていくなか、 自分も親に初代機を買ってもらって必死にお世話していたことを覚えています。 たまごっちブームが当時の女子の間ではどんなものだったのか正確には覚えていま  [続きを読む]

#4965

夏休みの宿題に思うこと

何故僕たちは小学生時代の08月31日、あんなにも苦しまなければならなかったのか? 最近、小学校の子どもを持つ人からイマドキの夏休みの宿題事情を聞く機会があったのですが、 それによればイマドキの小学生は宿題そのものはあまり多くないんだそうです。 具体的には国数それぞれ少量のドリル、プチトマトの観察程度の自由研究があるくらいだそうで。 そして「希望者にのみ追加の学習教材を渡す」(有料) というシステムのようです。 そして保護者は、新学期に他の子より勉強が遅れることを恐れているからか、 夏季のみ開講の塾に行かせる  [続きを読む]