独り言一覧

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#4979

興味のない話

コミュニケーション能力そのものについて思い悩んできたこの数年間の末に、 行き着いた答えがひとつある。 それは「コミュニケーション能力がない」と言っている人の多くは、他人に興味がないということだ。 より正確に言えば、その人が所属するコミュニティにおいて、 「所属する以上はここまでの範囲は興味を持って欲しい」という暗黙の了解を満たせないとき、 その人はそのコミュニティで「コミュニケーション能力がない」人になる。 だからあるコミュニテ...

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#4922

否定を否定する話

最近何もかもうまくいっていない、と感じはじめたのはいつだっただろう。 あれから僕は「昨日の自分」を追い越したことがないかもしれない。 月日が経てば経つほど自分にとって手に負えない、どうしようもない問題のように思えるそれは、 例えば年齢だったり、置かれている境遇だったりといったものにいかにも原因があるように思える。 これらを解決して人生を謳歌している人はなんて崇高なんだろうと思える。 そんな風に「他人一般」を見上げるようになり、...

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#4900

ひとりの話

先月の旅行を決行するにいたった際、自分の頭の中にわだかまっていたものを今鑑みると、 それは「自由であることの不自由な息苦しさ」と、 「すべてが満たされない何とも言えない寂しさ」の二つが 混ざり合っていたものだったように思う。 大型連休は会社に束縛される必要がない。 会社に束縛されない自宅で過ごす時間は「自由である」と感じるが、 実は本当の意味では自由ではない。 そこにあるのは「会社には来なくてもよい」という事実だけで、 ...

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#4800

街路樹の話

何の変哲も無いある会社からの帰り道、 信号機を待っているとふと向かい側の歩道脇に植えられた街路樹に目が行った。 まだ冬に入る前の頃だったから、緑色の葉が風に揺れていたのをよく憶えている。 僕は信号を待つかたわら、それが当たり前に「在る」ことの不思議を考えた。 何故僕はそれを「緑色の」「街路樹」であると認識できるのだろう。 本当にそれはそこに在るのだろうか? 自分の勝手な解釈に過ぎないのではないだろうか? 例えば先天的な色覚...

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#4767

否定する話

他人に対してストレスを感じるときというのは、 その他人に対して主張したいことが発生し、他人に対して伝える機会を逸したときにこそ起こる。 他人に主張したいことそのものはストレスの要因ではなくて、 他人に対して言いたいことがあるのに、なんらかの理由で伝えられなかったことこそが 憤りを感じる直接の要因になる。 例えばそれが「自分のコミュニケーション能力が無いせいで伝えられなかった」 と思えばストレスの矛先は自分自身に向かうし、 「自...

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#4742

それぞれが歩み出す為に

今回の帰省で強く感じたことが二つある。 まずひとつは、祖父母から見た孫世代と祖父との間に大きな心理的な壁があるということ。 「祖父には孫世代の言い分は理解してもらえない」 という共通認識を確認し合うような三日間であったように思う。 去年末に自分と同世代の従姉が結婚したことがそもそものきっかけだった。 この三日間、同席した際に祖父からは「お前たちも早く相手を見つけなさい」しか聞いていない。 恒例の新年の挨拶は「俺も平均寿命まで...

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#4739

振り返った思い出 2016

一年はいつもこれから365日をどう在りたいかについて思案を巡らせるところから始まる。 抜けるような青い空の下、真っ白なゲレンデの頂上の上に立つ。 麓にはきっとあるべきものがあるのだと、期待と不安とを背負いながら滑り抜けていく。 一年は滑り出してしまえばもう取り返しがつかない。しかし軌道修正はできるはずである。 一年の滑り出しに大きな決心を必要とする場合、 滑っている最中に同じ決心を行動に換えるときに勇気というものが要る。 それを持ち...

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#4714

28

社会生活は学生生活と違って向こうから卒業年度を突き付けられるわけではない。 そのため、一年を超えるスパンで将来の自分を考えることにおいてさえも、 たいてい大きな決断力と行動力とを必要とする。 年齢という基準すら、周りに同世代がいなければ非常に曖昧なものになる。 だからここ近年は年齢に実力が伴わないことに対して日常的に思い悩むことは減った。 それゆえに、実際にこうして実年齢が繰り上がる日を迎えたとき、 自分がいかにして何も考えずに...

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#4700

一方通行の話

一方通行の発言を好む人をよく見かける。 自分はこういう知識を持っているからそれを認めて欲しい、という欲求しか視界にない人たち。 彼らにとっては、コミュニケーションの相手に求めることは 素直にうんうんと聴いてくれることだけにあり、レスポンスなどは求めていない。 「それはむしろこうなのでは?」などと話の腰を折るような発言をするとみるからに機嫌を損ねるか、 聞き手が知りようのない、否定しようのない人物・事柄などを引っ張ってきて 「でも...